18年19年は規定打席未満だった梶谷隆幸
巨人が5月21日の対中日戦で1対1と引き分けた。この日は試合が延期となった首位・阪神との差は詰められなかったが、相手投手は中日エースの大野雄大。昨季の沢村勝左腕に負けなかったのだから、良しとするべきだろう。
4安打に抑えられた巨人打線の中で、2安打したのが梶谷隆幸だ。これで打率を.304とさらに向上させリーグ全体でも7位。チームではトップの成績だ。27得点はリーグ2位でチームトップ。盗塁10はリーグトップと、FA戦士として十分な活躍を見せている。
梶谷隆幸は今季プロ15年目の33歳。今季からFAで横浜DeNAベイスターズから加入した。昨季リーグ2位の打率.323をマークしたリードオフマン。だが18年・19年と規定打席にすら到達できておらず、果たして新天地の巨人で活躍できるかは、疑問視する声もあった。
そんな不安を吹き飛ばす見事な活躍。5月の月間打率は.358と好調の一言。週明けには交流戦も始まるが期待したいところだ。
19年に10本塁打。開花が待ち遠しい広岡大志
そしてこの21日の対中日戦で唯一となる打点を挙げたのが広岡大志。5回に先制となる2号ソロを放った。
広岡大志は15年ドラフト2位でヤクルト入団の6年目24歳。巨人には今季よりトレードで加入した。19年はシーズン10本塁打。昨季も10月以降で5本塁打を放つなどヤクルト時代から期待の大きかった選手。本職であるショートには坂本勇人がいるため途中出場が多かったが、その坂本勇人がケガで出られない今は出場機会を増やすチャンス。その好機を活かした形だ。
梶谷隆幸と広岡大志。移籍組二人の活躍でチームを今後もさらに盛り上げていって欲しい。
公開日:2021.05.22