GⅡ・京王杯スプリングC(土曜・東京)芝1400m
過去10年、1番人気は〔300〕、2番人気は〔223〕、3番人気は〔101〕。
6番人気以下〔165〕、2ケタ人気馬〔131〕。
馬連3ケタはなく、万馬券2本。
1000円台も1回だけという、波乱の重賞です。
ステップレースを見ていきましょう。
高松宮記念からが最もよく〔522〕。人気、着順は不問です。
マイラーズCから〔012〕。人気、着順は不問。
阪神Cから〔001〕。勝ち馬。
東京新聞杯から〔231〕。3着以内または3番人気までに推されていた馬。
ダービー卿CTから〔222〕。掲示板5頭に、10着馬。
京都牝馬Sから〔010〕。2着馬。
OPから〔101〕。5着と6着の馬。
3勝クラスから〔011〕。こちらは勝ち馬です。
前走がGⅠ、GⅡなら、人気、着順は不問。
GⅢ以下からの17頭を見てみると、掲示板確保が14頭。2頭が3、4番人気だった馬。残りの1頭は、例外的にダービー卿CT10番人気10着の馬でした。
勝ち馬10頭の前走を見ると、5頭が芝1200mの高松宮記念から。残る5頭は芝1600m戦から。
芝1200戦からの優勝は高松宮記念に限られ、芝1400m戦からの馬は2着までということになります。
また、勝ち馬10頭中、7頭に重賞勝ちがあり、2頭に重賞2、3着が複数回ありました。
例外の1頭は、前々走で3勝クラスを勝ち上がったばかりで、前走初のOPで5着だった、18年の優勝馬ムーンクエイクです。
牝馬は〔010〕。
最後に年齢別で見ておくと、4歳〔404〕、5歳〔344〕、6歳〔132〕、7歳〔120〕、8歳〔110〕。
若い順にいいようですが、ベテランの大駆けにも注意が必要です。
※〔 〕の中は、1着、2着、3着の回数です。
【初出】
長谷川雄啓ブログ『馬とおしゃべりと音楽と映画』
【書誌情報】 第5版出来!
『自分で“勝ち馬”を探せるようになる《究極の競馬ガイドブック》』
著者:長谷川雄啓
競馬場などで行われている競馬初心者施策でビギナーセミナーの講師を務めている長谷川雄啓氏。
そこで競馬初心者の人々と触れ合うことで「初心者の人が馬券を買うまでに知りたいポイント」を体得してきました。
これまでの教本だと、まるで家電の説明書のように、“抜け”があったらマズいと、それはそれは細かく、ビギナーには不要な細かい情報まで書いていました。この本では、そういった内容を極力省きます。
ポイントを押さえれば、細かいことは自然と覚えていくもの。まずは開いた“競馬の扉”を閉じさせないよう、自力で予想を楽しめるよう導くことを目的とした本です。
公開日:2022.05.13