GⅠ・ジャパンカップ(日曜・東京)芝2400m
国際招待競走。
過去10年、1番人気は〔512〕、2番人気は〔024〕、3番人気は〔221〕。
6番人気以下〔023〕、2ケタ人気馬〔001〕。
馬連3ケタ4回に、万馬券1本。
勝ち馬は5番人気まで。
また、近5年は上位3着までを、1~5番人気までの馬が独占しています。
ステップレースを見ていきましょう。
最も好相性なのが、天皇賞・秋で〔627〕。掲示板10頭と、1番人気10着馬。あとは6、7、11、12着馬となっています。
秋華賞から〔211〕。1番人気1着馬が3頭、2番人気2着馬が1頭。
エリザベス女王杯から〔010〕。3番人気5着馬。
菊花賞から〔010〕。1番人気1着馬。
海外GⅠの凱旋門賞から〔020〕。2着と8着の馬。
京都大賞典から〔210〕。3番人気までで4着以内の馬。
アルゼンチン共和国杯から〔011〕。1、2番人気で1着の馬。
神戸新聞杯から〔011〕。共に1番人気で、1着と4着の馬。
馬券圏内30頭すべて、前走はGⅠまたはGⅡに出走していました。
また、天皇賞・秋以外は掲示板必須。GⅡからなら3番人気以内必須です。
連対20頭中14頭がGⅠ勝ち馬。
GⅠ勝ちのない6頭中4頭にはGⅠ掲示板+芝2000m以上のGⅡでの勝ちがあり、残る2頭には複数回のGⅠ2着がありました。
必須ではありませんが、連対にあるといいのは、以下の2項目。
芝左回りでの勝ち(18頭)。
東京芝GⅠでの掲示板確保(17頭)。
とにかくハードルを上げていいと、データは語ります。
馬券圏内30頭すべてが中8週以内での競馬。今年は9月24日以降に出走していた馬ということになります。
牝馬は〔521〕。連対率では牡馬を上回ります。
外国馬は〔000〕。28頭が出走して、馬券圏内はありません。
年齢別で見てみると、3歳〔242〕、4歳〔533〕、5歳〔334〕、6歳〔000〕、7歳〔001〕。
4歳馬が最もよく、3~5歳の3世代が中心のようです。
最後に、勝ち馬10頭中8頭が、7番枠より内の馬。
残る2頭の勝ち馬は、どちらも15番枠での勝利。偶然だとは思いますが、共に牝馬でした。
これを馬券圏内30頭で見ても、20頭が8番枠より内の馬ですから、外枠よりも内枠がいいことは、頭の中に置いておきたいところです。
※〔 〕の中は、1着、2着、3着の回数です。
【初出】
長谷川雄啓ブログ『馬とおしゃべりと音楽と映画』
【書誌情報】 第5版出来!
『自分で“勝ち馬”を探せるようになる《究極の競馬ガイドブック》』
著者:長谷川雄啓
競馬場などで行われている競馬初心者施策でビギナーセミナーの講師を務めている長谷川雄啓氏。
そこで競馬初心者の人々と触れ合うことで「初心者の人が馬券を買うまでに知りたいポイント」を体得してきました。
これまでの教本だと、まるで家電の説明書のように、“抜け”があったらマズいと、それはそれは細かく、ビギナーには不要な細かい情報まで書いていました。この本では、そういった内容を極力省きます。
ポイントを押さえれば、細かいことは自然と覚えていくもの。まずは開いた“競馬の扉”を閉じさせないよう、自力で予想を楽しめるよう導くことを目的とした本です。
公開日:2022.11.23