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日本ゴルフ界を支えたレジェンドたち〜File2 尾崎将司② 名選手も”名監督”となる!!

Text:村木俊昭

80〜90年代はジャンボ軍団が席巻

スポーツ界に広く伝わる格言が「名選手、名監督にあらず」。通算113勝(ツアー94勝を含む)を挙げるレジェンド、尾崎将司(77)が名選手であることには誰も異論を唱えないだろう。
ゴルフは個人競技なので「監督」という表現は当てはまらないが、尾崎は指導者としても輝かしい実績を残している。

次男・健夫(70)、三男・直道(67)が、尾崎の後を追うように相次いでプロ入りしたのが1970年代後半。
シーズンオフに尾崎邸で合同トレーニングを行ううちに、尾崎を慕うプロやアマチュアのゴルファーが集まり、「ジャンボ軍団」が結成された。

直道(91年)、飯合肇(70)(93年)、伊澤利光(56)(2001年)と3人の賞金王を輩出。自身を含めると、1988年から98年まで、ジャンボ軍団で賞金王を独占した。

他にも尾崎の指導のもと、高見和宏(64)、東聡(63)、金子柱憲(63)、桑原将一(55)、小山内護(53)らが優勝を飾っている。

軍団「女子部」第1号は原英莉花

そして近年は、ジュニア育成に力を入れる。2018年に「ジャンボ尾崎ゴルフアカデミー」を創設。
「環境が人を育てる」をモットーに、ドライバーからアイアンまでのショットはもちろん、アプローチやバンカーショット、パッティングまですべての練習ができる施設を整えた。

「JGAハンディキャップ5以下」「プロゴルファー志望」といった条件を満たすジュニアを対象に毎春、セレクションを実施。
合格となったアカデミー生からは、西郷真央(22)、佐久間朱莉(21)がプロテスト合格を果たしている。

西郷はツアー6勝を挙げ、今シーズンからUSLPGAツアーにフル参戦中。
佐久間も22年からシードを続け、今シーズンは2位2回など優勝争いを繰り広げており、ツアー初Vが待ち遠しい存在だ。

だが、ジャンボ軍団「女子部」の第1号といえば原英莉花(25)。アカデミー設立前の15年、神奈川県・湘南学院高校1年在学中から尾崎に師事する。
その後、17年にプロ転向。23年の日本女子オープンで約2年ぶりに優勝するなど、ツアー5勝目を飾っている。

メジャー覇者の笹生優花も尾崎門下生

笹生優花(22)も19年のプロテスト合格後、尾崎の指導を受けてきた。
そして20年8月、プロ2戦目のNEC軽井沢72を19歳で制し、プロ初勝利を挙げる。さらに21年の全米女子オープンでは、海外メジャー制覇という史上3人目の快挙を達成した。

中学卒業後にジャンボ尾崎アカデミーに通い、21年にプロテスト合格したのが小林夢果(20)。今年3月のアクサレディスゴルフトーナメント in MIYAZAKI 2024では自己最高の3位に入るなど、ツアーで頭角を現しつつある。

女子の活躍が目を引くが、男子では千葉県・野田市立第一中学校卒業直後の今年3月、史上最年少の15歳7カ月でプロ転向した香川友がいる。
2月のセレクションを通過し、ジャンボ軍団入り。「今回のセレクションを受けた男子では一番いい」と尾崎も素質を認める逸材の、今後の成長が楽しみだ。

名選手にして名指導者のゴルフに対する思いは、喜寿(77歳)を迎えてもなお熱さを増し続けている。

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