SPORTS COLUMN
- スポーツの話題を毎日更新 -

  • HOME
  • おすすめ
  • 中日スカウトが悔しがったソフトバンク右の強打者ルーキーとは?

中日スカウトが悔しがったソフトバンク右の強打者ルーキーとは?

Text:尾関雄一朗

今年もまた新しいシーズンが始まる。中でも注目されるのが昨秋のドラフトを経て入団する1年目の選手たち。
いま改めて19年ドラフトのドキュメントをここにお届けする。

ソフトバンク1位指名の佐藤直樹はキャンプA組で始動。ドラフト時、佐藤を狙っていたのは、ソフトバンクだけではなかった。

ドラフトドキュメント①奥川恭伸(別タブで開きます)

■19年ドラフトドキュメント④:ソフトバンクの“仕返し”

ヤクルトはくじ引きで阪神、巨人との争いを制し、奥川恭伸(星稜)の交渉権を得た。
「最初の抽選で当たったので、再入札の苦労もなく、その後もスムーズでした。外れ1位候補? 即戦力を中心としたピッチャーです。」
「河野(竜生/JFE西日本)、宮川(哲/東芝)、高校生では西(純矢/創志学園高)、宮城(大弥/興南高)などから、残っている中で選んだと思います」(ヤクルト:橿渕スカウトデスク)

 

一方、石川昂弥(東邦)をくじで逃したソフトバンクは、外れ1位で右打者の外野手・佐藤直樹(JR西日本)に白羽の矢を立てた。これは結果的に、中日に対する“仕返し”になった。
「ウチは3位で佐藤を予定していました。石川を当てたばかりに、1位で引かれちゃってね。それだけは今年のドラフトで惜しかった点。」
「ソフトバンクはどうしても右の強打者が必要だったんでしょう。ウチの外れ1位候補は河野、西、宮城など。森(敬斗)については、DeNAはウェーバー順で2位指名が遅いから、その時点では消えているという判断だと思います」(中日:米村チーフスカウト)


次回19年ドラフトドキュメント⑤「誰とも結ばれぬ悲運」へ続く

ドラフトドキュメント⑤「誰とも結ばれぬ悲運」(別タブで開きます)
(初出:【野球太郎No.033 2019ドラフト総決算&2020大展望号 (2019年11月27日発売)】)

執筆:尾関雄一朗
1984年生まれ、岐阜県出身。
新聞記者を経て、現在は東海圏のアマチュア野球を中心に取材。
多くの「隠し玉選手」を発掘している。中日新聞ウェブサイト『中日新聞プラス』でも連載中。
アマ野球関連のラジオ出演なども多数。

【書誌情報】
『野球太郎』刊行:イマジニア株式会社 ナックルボールスタジアム

野球の見方が変わる!日本で最もディープなプロアマを網羅する野球誌


伝説の野球誌『野球小憎』の創刊スタッフたちが2012年秋から場を変えて、『野球太郎』を刊行。
ドラフト候補選手に関する情報量は野球誌No.1の実績。全国各地の野球ライターや、ネットで評価の高いアマチュア野球研究家たちが誌面で大活躍中です。
他では読めないユニークな企画が満載。圧倒的な情報量と内容を満喫してください。

  • この記事を共有する!
芝山ゴルフ倶楽部 視察プレーのご案内