上達を阻む7つの悪いクセ
【4】フェースの開き
●インパクトでフェースが開くのはその前の時点で開いているから
どんなによいスイングをしても、インパクトでフェースが開いていればボールは右に飛んでいきます。フェースがどこを向いているかという意識自体がないことが、フェースが開く原因となっていることが多く、まずはその意識を持つことが改善への大前提となります。
バックスイングの初期には、視覚に入っていることもあってフェースの向きを比較的把握できますが、クラブが9時の位置より上に上がると、視覚から消えるためフェースの向きがわからなくなります。
トップオブスイングでフェースがどこを向いているのかについては、手の感覚の認識とは逆のことが多く、知識として把握しておくことが重要です。すなわち、フェースが上を向いているのが「閉じている」状態で、フェースが正面を向いているのが「開いている」状態です。
【書誌情報】
『100を切れない7つの理由・10の上達法 劇的に上手くなるスイングの作り方』
著者:阿河徹
なかなか上手くならないアマチュアゴルファーのスイングには、致命的な欠陥がある。そこで本書では、アマチュアのスイングの悪いクセを7つを解説。さらに、著者が「スイングの設計図」と呼ぶ、正しいスイングの動きをイラストでわかりやすく紹介する。そして、その基本の動きが身につき、上達に役立つ10のスイング・ドリルも公開する。スイングに悩んでいる人をはじめ、これからスイングを学ぶ人、基本を再度見直したい人も活用できる一冊である。
公開日:2021.08.25