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阿河徹が語るナイスショットを生むグリップの重要性とは!?【100を切れない7つの理由・10の上達法/阿河徹】

Text:阿河徹

グリップはゴルフで最も重要なカテゴリーである

グリップは非常に重要な要素です。リー・トレビノというメジャー6勝を誇る伝説のプレーヤーがいますが、トレビノはツアーに出始める前に賭けゴルフで生活をしているとき、相手のグリップを見てその力量を判断していたそうです。

そのとき、ただ単にグリップの善し悪しを見ていたのではなく、スイングも併せて評価していたそうで、グリップが変でスイングが良ければ下手だと判断し迷わず賭けゴルフが成立。しかし、グリップが変でスイングも変な場合は、めちゃくちゃ上手い場合もあるので、油断しないように気を付けたそうです。

このエピソードが何を物語っているかというと、グリップはそれぐらい重要だということで、私自身も群を抜いて重要だと考えています。「バックスイング」などというカテゴリーとは、比べ物にならない重要度であり、その後のゴルフ人生が決まってしまうぐらいのカテゴリーなんです。「ゴルフの中で最も重要なのは何ですか?」と問われれば、迷わず「グリップです」と答えるでしょう。

上級者になればなるほど、手の当て方が1センチ変わるとまったく別物のフィーリングになるという特性を持つのがグリップで、だからこそこだわらなければいけないし、最初をおろそかにしてはいけません。

正しく覚えたとしても、それが自分のものになるには10年から15年はかかるのがグリップなのです。

私が藤本佳則プロと正式に契約したのが2012年ですが、最初に取り組んだのはグリップでした。

今でもよく覚えているのですが、私が「グリップを変えたいんだけど」と言ったとき、彼は「グリップですか!?」と目を丸くしていました。当時、彼はレギュラーツアーにもたびたび出場しているトップアマで、その予選通過率が75%を超えるという優れたゴルファーだったのですが、私は少しだけグリップを変えて欲しかったのです。

おそらく「俺、それなりにタイトル取ってるんだけど、グリップから?」と内心では思っていたのでしょうが、私がグリップの機能について一通り説明し、なぜ変えなければならないのかを話すと納得してくれました。

まさか自分にそんなことを言うコーチがいるとは思っていなかっただろうし、実際いなかったので私の指摘はかなり新鮮だったみたいです。

出典:『100を切れない7つの理由・10の上達法 劇的に上手くなるスイングの作り方』阿河徹

【書誌情報】
『100を切れない7つの理由・10の上達法 劇的に上手くなるスイングの作り方』
著者:阿河徹

なかなか上手くならないアマチュアゴルファーのスイングには、致命的な欠陥がある。そこで本書では、アマチュアのスイングの悪いクセを7つを解説。さらに、著者が「スイングの設計図」と呼ぶ、正しいスイングの動きをイラストでわかりやすく紹介する。そして、その基本の動きが身につき、上達に役立つ10のスイング・ドリルも公開する。スイングに悩んでいる人をはじめ、これからスイングを学ぶ人、基本を再度見直したい人も活用できる一冊である。

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