アマチュアに多いスイングの問題②【悪いクセ②アーリーリリース~当てにいく意識が強くてヘッドを動かしてしまう動き】
●フェースをスクエアに戻す意識が強すぎる
バックスイングで左手首が曲がり、手とクラブに90度くらいの角度をつきます。これらの動作をコックと言います。トップからの切り返しで、手首のコックを維持しながらダウンスイングしていきますが、早いタイミングでコックをほどいてしまう現象が見られます。これが問題の悪いクセの1つ「アーリーリリース」です。
アーリーリリースになる要因は、ヘッドでしっかりボールに当てようと、フェースをスクエアに戻す意識が強すぎることです。クラブと腕を早い段階からまっすぐにしてはいけないのです。
これで改善! グリップエンドを先行させてシャフトをしならせてみよう!
理想的なダウンスイングは、切り返しで手首のコックが保たれたままクラブが下りて、時計の9時を過ぎたあたりからコックがほどけていくこと。手首のコックが一気にほどけることで、シャフトがしなってヘッドは加速します。じつは、グリップエンドを先行させることで、クラブが下りながら自然とコックがほどけます。あとはシャフトをしならせるように振るイメージを持つことがポイントです。
出典:『見るだけで劇的に上手くなるスイングの作り方 飛ばない、曲がる、安定しないをスッキリ解決!』/著:阿河徹
公開日:2022.04.06