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ゴマはすらないと健康効果はゼロってホント!? 【栄養素の話】

Text:牧野直子

栄養は種皮の中にゴッソリ!

ごまといえば、元気になれるというイメージが強いかと思います。具体的な栄養素として、老化防止や、肝機能の向上、がん予防にも効果があるといわれるゴマリグナン、血中の悪玉コレステロールの低下が期待できるオレイン酸、カルシウム、マグネシウム、ビタミンEなど数々の栄養素がぎっしりと凝縮されています。

しかしながら、そのごまのパワーは、硬い種皮の中に隠れています。きんぴらごぼうや、サラダなどに、そのまま振りかけて食べている方はいらっしゃいませんか?

実は、ごまは種皮を破らなければ、栄養素の恩恵を受け取ることができません。栄養の吸収率を上げるためにはすり鉢やミル、道具がなければ指で潰すなどして種皮を壊してから使用しましょう。

また、実はごまは粒状のままとると食物繊維のような効果が得られるので、「すらずに食べるよさ」というのもあります。

そして、もうひとつ覚えておいてほしいのは、さらなるごまのパワー。

ごまは加熱すると、ゴマリグナンの一種セサモリンが、セサモールというとても抗酸化作用が高い成分に変わるのです。

これは、加熱の温度が高いほうが増えるので、フライパンなどでよく炒ってからすって食べることでごまのパワーを最大限に取り入れることができるといえるでしょう。

【書誌情報】
『眠れなくなるほど面白い 図解 栄養素の話』
著:牧野直子

シリーズ累計発行部数130万部突破の人気シリーズより、「栄養素」についてフォーカスした一冊。一口に栄養素といっても、その種類や働きは様々なものがあります。また、世間の栄養素に対する考え方として、何となく取らないといけないことは知っている、でもよくわからないし、自分も家族も気にしてないけど、病気になってないから別に栄養なんてどうでもいい、という人は多いと思います。しかし、年齢を追うごとに病院に行ってもよくわからない原因不明の不調などが出てきて、それが栄養不足や栄養過多から来ている、という事実は意外と知られていません。そして、薬では直せないものは栄養不足を解消する事で改善できる、という事が多々あります。そんな絶対に知っておくべき栄養の話を図解、イラストでわかりやすく紹介します。