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コックやタメが簡単にできる!「指だけグリップ」練習法とは!?【大人のやり直しゴルフ学/高野裕正】

グリップで押さえたい3つのこと

グリップではできるだけゆるゆるで握った方が良いという教えがあり、「小鳥を手の中で潰さないように」などと言われますが、このイメージを勘違いしている人が多いです。実際にはもっと強い負荷がかかるため、ゆるゆるでうまくいく人は問題ないのですが、多くのゴルファーはゆるゆるのイメージではクラブをグリップする役割が果たせません。手はグリップを通じて人間がクラブに負荷をかけていく唯一の部位なので、ゆるすぎると支えどころがわからずに肩に力が入りやすいし、腕を固めてクラブを持ってしまうことなどにもつながり、それがコッキングや、タメを作る感覚を難しくしてしまいます。

●指だけグリップ



グリップは①手首の関節を稼働させられる、②グリップに適切に力をかけられる、③力まないの3つを押さえたいので、その感覚を掴むために“指だけ”グリップで練習することをオススメします。具体的には、薬指と中指の第一、第二関節でしっかり握り、人差し指は引っ掛けるだけ、指の付け根の関節は”なるべく反らせる”イメージです。

手のひらはグリップを軽く包み込みますが、スイング中にグリップから離れても構いません。このグリップで素振りをすると、手首のリラックスした可動と、適切な手や身体の緊張感を同時に得られることができます。慣れてくればこの2つの感覚を消さないように、通常のグリップに戻していくと良いでしょう。グリップコントロールの感覚が良くなっていることに気付くはずです。

グリップは基本的にはショートサム、フィンガー寄りで、ややストロングのグリップ(ドライバー)が目安となります。ご自身のグリップが大きく外れていなければ、あとは自然と手首が稼働して、クラブとヘッドの重さが感じられていれば、最初のうちは細かいグリップの仕方は教えないようにしています。

●ドライバーのアドレス


●グリップのアップ


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