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ヘッドの高さがパッティングの距離感を作る理由とは!?【キープレフト理論 実戦強化編/和田泰朗】

Text:和田泰朗

バックスイングのヘッドの高さが
距離感のポイント

パットは振り子の雰囲気で打ちますが、振り幅の大小でインパクトの強弱を出したり、距離を打ち分けるわけではありません。

振り子運動は位置エネルギーを使って打つ手法です。ダウンスイング時にヘッドが落下することで生じるエネルギーが源泉ですから、強く打ちたければ、なるべく高い位置からヘッドを下ろさなければなりません。

つまり、振り幅が大きくてもヘッドが低い位置にあったのではだめ。バックスイングでヘッドを20センチ引いて5メートル打つからといって、低く40センチ引いたら10メートルではありません。

この手法だとすごく長いパットは打てなくなります。

小さく振っても高い位置にあればいい。ヘッドを地面から5センチの高さまで上げて5メートルなら、10センチ上がったら10メートル、と考えるほうがエネルギーの使い方に則しています。

振り子運動のパットでは
バックスイングでのヘッドの高さがポイント

【書誌情報】
『究極のシンプルスイング キープレフト理論 実戦強化編』
著者:和田泰朗

ゴルフスイングは一般的に「振り子運動」ととらえられている。本書のスイング論である「キープレフト理論」は、クラブを体の左サイドにキープして振る考え方。クラブのグリップエンドからシャフトがもっと長くのびていて、それが体の左サイドにずっとあるように振るイメージで、スイングを「吊り子運動」を考えている。振り子運動に比べリストコックやアームローテーションへの意識は不要で、スイングの動きがシンプル、再現性が高いスイングといえる。スイングに不安を持つアマチュアゴルファーに、ぜひすすめたい。本書は、2019年に刊行した『究極のシンプルスイング キープレフト理論』に続く著書。前作のテーマ「スイング作り」を、今回は「スコア作り」に変え、「キープレフト理論」を駆使したラウンド実戦法写真を多用してわかりやすく解説する。この理論の考案者・和田泰朗プロは、世界的ティーチングプロ団体WGTF(World Golf Teachers Federation)の一人で、会員の1%しかいない「マスター」の資格を取得。さらにこの理論が認められて2019年、WGTFのティーチングプロ・トップ100に選ばれている。また、2020年には女子プロのトーナメントを運営するなど、その活動が注目されている。

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