トップハンデ馬は苦戦傾向
デアリングタクトによる、67年ぶり桜花賞馬による安田記念制覇で終わった5週連続GⅠ。
しかし、宝塚記念まで熱い戦いが予想される重賞レースが、いくつもまだ予定されている。
その中でも、今週はマーメイドステークスに注目したい。
このマーメイドSは、牝馬限定のハンデ戦ということで、1番人気がなかなか勝てないレースである。過去10年、1番人気が勝ったのは2014年ディアデラマドレ、2012年グルヴェイグの2頭のみ。
1番人気が3着以内に入らなかったケースが6回もある。一方では2桁人気が3着以内に入ったのは7回もある荒れるレースだ。
上記の2桁人気で3着以内した7頭中、6頭が負担重量53kg以下の軽ハンデの馬達。しかし、負担重量49kg以下の馬は12頭が出走して、1頭も馬券に絡んだことはない。
また、トップハンデ馬の成績はと言うと、13頭が出走し3頭が3着以内に入るも、勝ったのは2013年のマルセリーナ1頭のみとなっている。さらに、勝利した馬が負担重量54kg以上は3頭のみで、50kg以下は1頭もいないデータがある。
今年も、過去10年のデータから、軽ハンデの馬が勝利するのか? それとも2013年以来7年ぶりのトップハンデ馬の勝利となるのか?
発走は、6月14日 阪神競馬場 15:35分予定。
公開日:2020.06.13