距離感の感性を磨くためにはルックアップを我慢
ルックアップとは、打ち出したボールを目で追う行為で、これをたった2秒(インパクトからルックアップまでの時間)待てるかどうかがとても重要です。その理由は2つ。1つは、構えた方向にそのまま真っすぐ打てるショルダーストロークを完成させるため。もう1つは、距離感の感性を磨くためです。
インパクトと同時にルックアップしてしまうと、得られる情報はボールがどうなったかというだけになりがち。ですが、たった2秒ルックアップしないだけで振り幅やどのくらいの衝撃をボールに与えたかなど、距離感を養っていくために必要な情報が残りやすいのです。
方向性は、技術的要素の関与が大きいのに対して、距離感を良くするには、いかに感性を磨くことができるかがポイントになります。グリーンでの繊細なタッチを手に入れるためにも、2秒の情報源を大切にしてください。
【書誌情報】
『とことん上手くなる! パッティング家練メソッド』
著者:松本哲也
ゴルフのパットがうまくなるために、1アドレス(構え方)、2ストローク(打ち方)と距離感、3グリーンの読み方を写真を交えてその方法をわかりやすく解説。ラウンド当日の練習方法も、5分間~20分間の練習時間別に紹介。パッティングは、グリーンの傾斜を読む力、その感性を育むために必要な基礎技術をこの本で体得していただきたいと願いながら書きました。技術と感性が向上し、スコアアップに、そしてゴルフのおもしろさアップにつながりましたら幸いです。
公開日:2020.02.24