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現代のクラブでは最大圧力や最大出力が重要!【一生ブレない身体のスイング/永井延宏】

Text:永井延宏

自分の身体の出力を最大限に上げる

10年前のクラブにおいて重要だったのは最大効率であり、ゼロポジションでした。クラブを振り抜く方向とボールが打ち出される方向を一致させることによって「初速」「打ち出し角」「スピン量」のいわゆる「飛びの3要素」の条件を最大効率化して飛ばしていたのです。

しかし、現代のクラブでは最大圧力や最大出力が重要になっています。最大効率的な考えでは、シャフトのしなりを上手く使い低ロフトのドライバーでアッパーに打ち、高打ち出し低スピンで飛ばし、アイアンは軸周りのモーメントを使って球をつかまえるスピンの効いたキレ味鋭いショット、といったクラブの持っているパフォーマンス値を最大限に引き出すことが主眼でしたが、最大圧力的な考えでは、クラブに仕事をさせるというより、自分の身体の出力を最大限に上げることがより重要になっています。

つまり、クラブを技巧的に使って行う「クラブさばき」のようなことが、オートマチック化したクラブでは必要なくなったということであり、その結果として、プロの世界が身体の出力アップのため、ハードなトレーニングを取り入れるようになり、アスリート化したという事実があります。

【書誌情報】
『一生ブレない身体のスイング』
著者:永井延宏

ゴルフのスイングはゴルフクラブと自分のバランスが大切。最新のクラブヘッドが大型化するにつれて、クラブに働く力と自分の力を均衡させることが重要になっている。この本では、最新のクラブを題材に、いまのクラブに合ったボールの打ち方を写真でわかりやすく解説。さらに、クラブに働く遠心力など、見えない力に負けない身体の効率的な使い方を練習ドリルとともに紹介。「入れ替え動作」という、身体の動かし方を写真でくわしく説明している。