まずは、「ゴルフは簡単だ!」と考えるようにする
先ほどもお話したように、ゴルフがうまくなるためには、「自分はゴルフがうまい」と思い込むことが非常に重要です。そのためには、「ゴルフなんて簡単だ!」と思えるようでなくてはいけません。
「ゴルフは難しいものだ」と思っている間は、「ゴルフは簡単なものだ」とは思えません。簡単ではないことであれば、うまくはできなくても仕方がないという考えが生まれてしまします。
確かに、有史以来、誰一人もパープレイを成し遂げたことがないのであれば、それは難しいことかもしれません。しかし、ゴルフのパープレイは、そこまで難攻不落なものではありません。現に、プロのトーナメントでは、パープレイどころか、アンダーパーでなくては、優勝はおろか上位に入ることもできません。アマチュアだって上級者ならパープレイ以下で回ることもひとつも珍しいことではありません。
「だから、そういう人たちと自分はレベルが違うの!」という声が聞こえてきそうですが、本当にそうでしょうか?
後段で詳しく説明しますが、プロやアマチュアの上級者も、いいスコアが出ないと悩んでいるアマチュアも、私が見る限りスウィング自体は大差ありません。これまで1 万人近くの人のスウィングを見てきましたが、スウィングについては、もうほとんどの人がある程度以上のレベルに達していているというのが率直な感想です。
おそらく、私の脳を移植してあげれば、70台では回れると思うくらい、多くの人のスウィングはでき上がっています。
しかし、にも関わらず、なぜかいいスコアが出ずに悩んでいる。これが、多くの日本のゴルファーの実態なのです。
【書誌情報】
『信じればパープレイは必ずできる! 「思い」で叶えるゴルフ上達法』
著者:佐久間馨
「ゴルフを上手くなりたい」と考える人は、自分のスイングを直そうとします。それもひとつの方法ですが、スイングを直すだけではスコアアップは望めません。「練習不要」をうたい、「練習ぎらい」を書名にした著書もある本書の著者は、「パープレイは誰でもできる」と言います。その方法となるのは、プレイの発想方法とやり方を変えること。簡単にスコアがよくなる発想方法があるのです。この本では、その方法を数多く紹介しています。明日コースに出る人でも実践できることばかりで、ゴルフがより一層楽しくなるはずです。
公開日:2020.10.02