インパクトは左肩を引き上げながら迎えるのが鉄則
〝インパクト〟というと、手でボールを打ちにいくというイメージがありますが、そもそもこれが間違いの始まり。インパクトの形はすでに手元が腰のあたりに下りてきたときに完成しており、ここからは身体の回転でヘッドをボールのほうに向かわせることが大事です。そうすれば手元が先行した形になり、しっかりボールをつかまえられます。
また、インパクトの瞬間は、左肩が引き上げられ、それと同時に手元も上昇軌道になっていることが重要なポイントになってきます。なぜなら、振り子というのは最下点を迎えると同時に上昇するというのが自然の動きだからです。この動きに逆らって、最下点以降も手元を下方向に動かし続けると、ヘッドの抜けが悪くなるので注意してください。
もうひとつ、インパクト時の右手の形も意識しましょう。右手はダーツの矢を投げるときのように、手首が甲側に折れて、手のひらが少し下を向くような形になるのが理想です。アベレージゴルファーの中には、右手のひらを目標方向に向けてしまう人がいますが、強くヒットするためにも右手首は曲げておきましょう。
出典:『ゴルフレッスンプラスvol.10』
【レッスンプロ/出演者情報】
●新井淳
Score personal golf lesson主宰。JGTOメンバーを経て指導の道へ。打撃動作を研究し、独自の理論を確立した。現在、YouTubeチャンネル「新井淳・スコアパーソナルゴルフ」を展開中。小田急線相模原駅近くにあるスタジオには、悩めるゴルファーが全国から集まる。
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公開日:2022.02.03