“ノーリストターン”で飛ばす! 世界標準のスウィング理論「G1スウィング」とは!?
世界には様々なスウィング理論がありますが、「ある一点」において2種類に分けられます。それは「手(腕)を返して打つ」のか、「手(腕)を返さないで打つ」かです。
日本のゴルファー(プロも含めて)の大半は、手を返して打つ「リストターンスウィング」をしています。インパクト前に右手と左手の上下関係が入れ替わり(右手が上になって左手が下になる)、インパクト後はヘッドがグリップに先行します。
欧米では「ノーリストターンスウィング」が主流です。これは、スウィング中、右手は常に左手の下にあり、インパクト後もグリップはヘッドに先行します。
腰の高さからのダウンスウィングでは、ヘッドの裏面を地面に向けた状態「裏面ゾーン」を長くキープして身体を回転して、目標より左に向かってクラブを振っていきます。
手(腕)の形を変えずにスウィングをするのでフェースローテーションを気にすることなく、ボディターンだけ正しく行えばボールへの入り方は一定です。だから、コンスタントに安定したボールを打つことができます。
以上が、私が勧める、世界標準ノーリストターンスウィング「G1スウィング」のメソッドの概略です。
スウィングに対するイメージや身体の動かし方がリストターンスウィングとは大きく違いますから、理解して身につけるまでは多少の時間と練習が必要かもしれませんが、わかってしまえばとてもラクで簡単なスウィングです。
ぜひ、取り組んでみてください。
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●板橋繁
Gold One Golf Schoolディレクターオブゴルフ。全米ゴルフ教師インストラクター協会日本支部 (USGTF JAPAN) 主席試験官。1967年生まれ。日本体育大学大学院体育学修士課程修了。日体大ゴルフ部時代は同期の伊澤利光プロとともに活躍。卒業後は日体大ゴルフ部コーチ兼スポーツトレーニングセンターに勤務し、オリンピック選手とプロゴルフアーのトレーニングを指導。1995年に渡豪し、ヒルズ学園高校ゴルフ部監督に就任。ジュニアゴルフの育成と数々の勝利に貢献する。2002年からは、豪州のトッププロ養成学校 A Game Golf Academy 日本人担当コーチを務めた。運動力学を主体にした独自のコーチング理論とメンタルコントロール論を確立し、ツアープロのコーチングも担当する。
公開日:2021.06.23