シャフトのしなりを最大に活かすインパクトをつくるために上半身を右に傾ける理由とは!?
バックスウィングからの切り返しでは、クラブのシャフトはしなります。しなれば当然戻ります(しなり戻り)。これがダウンスウィングの前半。
シャフトは真っすぐの状態に戻ったあと、勢いで反対側、つまり目標方向に再度しなります(しなり返し)。
自分のもっている力をボールに伝えるためには、とても重要なのがリリースポイントです。リリースポイントとは、クラブがリリースされて最大に加速する位置のこと。その位置は、上半身の軸の延長上に来ます。
ドラコン選手や飛距離が出る選手は、上半身を右足側に傾けてクラブを振っています。ダウンスウィングで腰をしっかりと入れることができると上半身の傾き度合いは大きくなります。
そのため、ドライバーのスタンス幅で、左カカトの正面にボールを置くのが最適となります。
しかし、そこまで腰を入れることができないアマチュアは、リリースポイントが手前になり、左カカト前のボール位置ではすでに失速しています。
ですから、ボール位置は右に1~1.5個ズラといいのです。
出典:『ゴルフレッスンプラスvol.9』
【レッスンプロ/出演者情報】
●吉本巧
14歳で渡米以来、先端のゴルフに接し学び続けながら、日米でプロからアマチュアまで個性に合わせて上達に導いてきた。とくにアマチュアの体型、体力、身体特性に最大公約数的なエッセンスを抽出したアクシス理論で安定した飛距離を手に入れさせている。銀座ゴルフアカデミー代表。
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公開日:2022.01.14