右足太モモ裏に力を入れてテークバックを開始する
●右足に体重が乗れば腰が右に流れない
〝静〟から〝動〟に移らなければいけないゴルフスウィングにおいて、どういうきっかけでテークバックをスタートさせるかは大事です。
私がオススメしているのは、右足太モモ裏に力を入れることをきっかけにする方法です。
正しい前傾姿勢を取っていれば、構えた時点で右足太モモ裏にはハリがあるはずですが、そこにさらに力を入れる。そうすれば右足に体重が乗り、右サイドに壁ができた状態になって、腰が右に流れるのを防ぐことができるからです。
また、テークバックにおける下半身は、クラブが右に動いた瞬間に左に戻るための抵抗を始める必要があるのですが、右足に力を入れることによってその抵抗が生まれ、切り返しからダウンスウィングでの強い蹴りに繋がります。
そういう点からいっても、このきっかけがスウィングの成否を決めるといっても過言ではありません。しっかり右足太モモ裏に力を入れてから左肩や左胸を回し始めるようにしましょう。
出典:『菅原大地の“サイコースウィング”で飛ばせ!』
【書誌情報】
『菅原大地の“サイコースウィング”で飛ばせ!』
著者:菅原大地
ゴルフレッスン界の風雲児ともいわれている菅原大地プロ。その秘密は、アマチュアに寄り添ったスウィング理論と、わかりやすい教え方にあり、自身のYouTubeチャンネル「DaichiゴルフTV」の登録者数は36万人超(2021年11月末現在)を数えるほどの大人気ぶりだ。菅原プロの目指すスウィングは「力がなくても飛ばせるスウィング」=最大効率(サイコー)スウィング。効率のいいスウィングの実現が飛距離を伸ばすことにつながるという。本書では、そのスウィング・メカニズムをていねいに解説し、ゴルファー人生最大の飛距離を実現する方法をレッスンする。本書オリジナルのレッスン動画(二次元コード付)とカラー写真によってビジュアル面も充実、わかりやすいテキストを加えた、ゴルファー必読のスウィング・レッスン本である。
公開日:2022.03.10