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上田桃子に伝えた「眼力が強いより強いのが仏の半眼」とは!?【スウィングの真髄/辻村明志】

Text:辻村明志

「眼力が強い」より強いのが「仏の半眼」である

そうした絶え間ない氣の流れについて、先生が面白いことをいったのを思い出します

「最近は野球などスポーツ中継を見ていると、〝この選手は眼力が強い〟などといった解説をする者がいる。意志が強い、芯が強い、根性があるという意味のようだが、目の周辺の筋肉を強ばらせて怖い顔をすることだと勘違いしている者もいるようだ。顔の小さな筋肉であれ、力が入ったらそこですべてはゲームオーバー。なぜなら氣の流れが、そこで止まってしまうからだ」

アマチュアに多い強すぎるグリップと同様、眼力を強くするのも、まさしく気負いの現れなのでしょう。そして先生は優しい顔で続けました。

「眼力が強いより強いのが、仏の半眼だよ」

【書誌情報】
『ゴルフのトップコーチが教えるスウィングの真髄』
著者:辻村明志

上田桃子、小祝さくらプロをはじめ、女子のトッププロたちをコーチしている本書の著者・辻村明志氏。王貞治選手の一本足打法を作り上げた故・荒川博氏に師事し、ゴルフ指導に取り入れたことは有名だ。本書は、荒川氏から受け継ぎ、コーチングに活用している「氣のスウィング理論」を解説するもの。「氣は心を動かし、心が氣を動かす」という、同氏の考えに基づき、氣の力をゴルフスウィングに活かすことを目的に、その方法をイラストと写真を使いわかりやすく紹介する。