しならせたシャフトの反発で衝撃を大きくする
●切り返しの前から加速してしならせる
切り返しで腕の力を使うポイントは、シャフトをしならせる方向にパワーを出すことです。
やわらかいシャフトのクラブなどを使ってみるとわかりやすくなると思います。
切り返しで最大の力を発揮するには、実はバックスウィングの速度がすごく大事になってきます。バックスウィングの後半、クラブが地面と平行な位置より上に来たら、思い切り加速させて最速で切り返しに突入してください。
ここでスピードを出せば出すほど切り返し直後の「力みポイント」で出せるパワーが圧倒的にアップします。
思い切り加速させて切り返しに入ると、シャフトがしなります。そのしなりがさらに増す方向に力を出してダウンスウィングを始めればいいのです。
大事なのはとにかく上半身と腕のパワー。みなさんが従来聞いてきた飛ばしの常識からは大きく外れるかもしれませんが、これが飛ばしの真実なんです。
【かっ飛び!Point】
シャフトのしなりが、力を出す方向を教えてくれると同時に、叩くパワーを増してくれます。
出典:『最長406ヤード! 浦大輔のゴルフ“かっ飛び”メソッド』著/浦大輔
【レッスンプロ情報】
●浦 大輔
東北福祉大学ゴルフ部出身の人気ブロコーチ。「プロゴルフアカデミー」のヘッドコーチ。身長170cmながら、400ヤード級のショットを放つ。特に飛距離アップのレッスンを得意としている。
書籍情報:『最長406ヤード! 浦大輔のゴルフ“かっ飛び”メソッド』
著者:浦大輔
本書の著者は400ヤード級のドライバーショットを放ち、飛距離アップをメインとするゴルフのレッスンプロ。これまで動画や書籍によって、著者の多岐にわたるスウィング・メソッドを紹介しているが、この本で初めて自身のスウィング論を公開。身体の構造(筋肉や骨)や仕組み、物理学などに基づいた、根拠のあるロジックによりスウィングのスキルアップの方法を解説する。プロゴルファーのスウィングをマネをして覚えるのもひとつの上達方法だが、「コックは何のために使うのか?」「右足は地面を蹴れているのか?」「右腰位置でインパクトできているか?」など、スウィング動作一つ一つについてその目的、理由を解き明かしながら具体的な身体の動かし方や使い方を解説。テキストのほかに数多くのカラー写真や、本書撮り下ろし動画によっても、わかりやすく紹介している。
公開日:2022.07.24