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痛みのレベルで通院実施を判断しよう!急性すい炎や尿管結石の可能性がある痛みとは!?【原因不明の腰痛は自律神経が9割】

Text:小林弘幸

立てないほどの激痛を感じたらすぐに病院へ

●急性すい炎や尿管結石の可能性
腰痛にはさまざまな痛みがありますが、急ぎ対処が必要なものもたくさんあります。「今は病院がやっていないから明日にしよう」と救急車を呼ばずに安静にする方もいるかもしれませんが、原因や痛みを感じるレベルも人それぞれのため、急ぎ治療が必要な場合もあります。まずはその腰痛がどういった痛みなのかを自分自身で判断し、適切な判断をすることが重要です。

まず、急な激痛を感じたり立ち上がれないほどの痛みの場合は心因性腰痛の可能性はないと思って行動しましょう。重いものを持ったりしたなど、発症の原因がハッキリしていればぎっくり腰の可能性が高いですが、逆に原因がハッキリしないのに突然激痛が現れる場合は要注意。「尿管結石」や「急性すい炎」の可能性もありますので、無理に我慢せずにまずは♯7119などに電話をして救急車が必要か相談しましょう。

また、安静にしていても徐々に痛みが強くなっていくといったケースにも注意が必要。同じように内臓疾患の可能性もあります。軽い痛みが発生したり慢性的に続いているといった状態なら緊急性は少ないと言えます。急な激痛の原因にもなる「尿管結石」や「急性すい炎」は、お酒を飲み過ぎないようにしたり、生活習慣の改善が必要になるため、日頃から注意しましょう。

痛みのレベルで通院実施を判断しよう

痛みのレベルは人それぞれですが、痛みがどんどん強くなったり、急激な痛みの場合には心因性腰痛の疑いを捨て、すぐに病院へ。


痛みへの正しいアプローチ方法


【出典】『原因不明の腰痛は自律神経が9割』
著:小林弘幸/順天堂大学医学部教授 日本文芸社刊

執筆者プロフィール
順天堂大学医学部教授。日本スポーツ協会公認スポーツドクター。スポーツ庁参与。順天堂大学医学部卒業、同大学院医学研究科を修了。ロンドン大学付属英国王立小児病院外科、アイルランド国立小児病院外科での勤務を経て、現職。自律神経研究の第一人者として、トップアスリートや文化人のコンディショニング、パフォーマンス向上指導に携わる。『医者が考案した「長生きみそ汁」』(アスコム)、『死ぬまで歩くにはスクワットだけすればいい』(幻冬舎)など、著書も多数。

病院で検査してもわからない……。原因不明の腰痛を“自律神経”から改善する一冊。国内でおよそ3000万人が悩んでいるとも言われている『腰痛』。
腰痛の原因はぎっくり腰やヘルニアなど様々ですが、実はその80%以上が原因不明と言われています。コロナ禍でカラダを動かすことが少なくなったため、「座りっぱなしだったから」「運動不足だから」と腰痛の原因を運動不足や筋肉疲労によるものだと思い込み、原因を突き止めようと病院を受診しても、結果は『異常なし』。よくわからないまま筋弛緩剤や炎症を抑える薬だけ飲むも、なかなかよくならない、という人が多くいます。また、腰痛は気になるがゆえにインターネットで検索すると、ガンや膵炎などの症状と一致することもあり、長く続くと不安に煽られて毎日楽しく生活することができなくなってしまうことも。そんな長引く謎の腰痛ですが、それはストレスと自律神経の乱れから来る現代病『心因性腰痛』かもしれません。本書では、そんな原因不明の腰痛を持つ人に向けて、自律神経の名医が腰痛の原因になっている自律神経を整えて痛みを取る『心因性腰痛』の改善法を紹介します。リラックスするための入浴法から腸がよみがえる食事法、心を軽くするために必要な考え方、生活習慣など、誰でもすぐに実践できる心因性腰痛の改善法を掲載します。しつこい痛みで、マッサージ・整体・針など、どんなに骨や筋肉への治療を試しても良くならない腰痛をお持ちの方にはぜひ読んで頂きたい一冊です。

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