【ACTION 注意する】相手の行動を改めさせたいときはまわりくどい言い方はNG「嫌なのでやめてください」
ストレートに「嫌だ」と言う方が伝わる
相手の行動を注意したいときは、「嫌なのでやめて」とストレートに伝えるのもときには効果的です。具体的な理由を言葉にできない場合でも、とりあえず「何か嫌」と言っておけば、少なくとも相手には「嫌がっている」ということは伝わります。
そこまで親しくない相手に「嫌だ」というのは勇気がいるかもれませんが、下手にまわりくどい言い方をするくらいなら、はっきりと「それは嫌だ」と言う人の方が結局は信頼されますし、こちらの意見も聞き入れてもらいやすくなります。
逆に絶対に使わない方がいいのが、「あなたのためを思って」という言葉です。よく「あなたのためを思って言わせてもらうけど」のように説教の前フリとしてこの言葉を使う人がいますが、家族や親友などが言うのであればまだしも、たいして信頼関係のない人が言っても相手は「余計なお世話だよ!」と不快になるだけです。
実際、そういう人たちは、本心では「自分が気に入らないから」「不快だから」「自分にとって都合がいいから」説教したいだけだったりします。しかし、それだとバツが悪いので、わざわざ「あなたのため」と前置きして、説教を正当化するというわけです。しかし、こうしたウソは相手にも必ず伝わるため、結果的に嫌われることになります。
「あなたのため」という言葉には、どこか偽善的で押しつけがましいニュアンスがあるため、本当に相手のためを思ってのことだとしても、口に出さないのが賢明でしょう。
「あなたのため」ではなく「何か嫌だ」と伝える
説教の定番ワード
「あなたのためを思って言うんだけど」
一見、親身になって言ってくれているように思える。しかし、実際の本音は……
- 単に自分が気に入らない
- 自分が不快なので説教したい
- 改めさせた方が自分にとって都合がいい
→「あなたのためを思って」はこうした本音を隠すための方便に聞こえる!
ウソに満ちた説教をするくらいなら、「嫌だ」と素直に伝える方がよい
「嫌なのでやめてほしい」
→ストレートに伝える方が結果的に信頼されやすくなる
【出典】『眠れなくなるほど面白い 図解 語彙力の話』著:五百田達成
【書誌情報】
『眠れなくなるほど面白い 図解 語彙力の話』
著:五百田達成
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日常生活での人間関係において、言葉選びは非常に重要な要素です。
あまりに同じ言葉を返していたり、メールやSNS、LINEでの文面も言葉選びを間違ってしまったりすると、相手を不快にさせたり「この人大丈夫かな…」と思われてしまうことも。
また、相手に想いを伝えようと難しい四字熟語や表現を使っても、相手に「すごい!」と思ってもらえない場合があるのも日本語の難しい所です。
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さらにポジティブに聞こえる語彙、ネガティブ聞こえる語彙を使うことで相手に与える心理的な印象なども解説。
日本語の知識としてだけでなく実際に使ってみたくなる一冊です。
公開日:2025.01.31