ダイエットを邪魔する4つの原因②『やせる栄養素が足りない』▶『たんぱく質×ビタミンB群』が最強にやせる組み合わせ
リバウンドを経験して、きついカロリー制限ではなく、間食やお酒を控えて地道にがんばっているのに、やせないという悩みもよく聞きます。そういう人は、やせるために必要な栄養成分が不足しているケースがよくあります。
摂取カロリーを消費カロリーよりも少なくすればやせる。確かにその通りです。ただし、必要な栄養はしっかりとらないと、脂肪と一緒に筋肉も減ってしまいます。すると、基礎代謝が落ちるので消費カロリーも少なくなって、食べる量を減らしているのになかなかやせない、ということに。栄養が不足していると、ダイエットは成功しないのです。
おすすめは、食べものを味方につけながら、食欲をコントロールできる習慣を身につけること。やせる栄養成分の豊富な食材を積極的に食べましょう。飲み会でも、最初に枝豆や厚揚げを食べると、太りにくくなります。枝豆には、糖質を分解するビタミンB1と脂肪を燃焼させるビタミンB2がたっぷり。厚揚げは比較的低カロリー・低脂肪で、同じ大きさのステーキと変わらないほどたんぱく質が豊富です。
枝豆や厚揚げは、ほんの一例。糖質や脂質を燃やしたり、脂肪の吸収を妨げるやせ菌を増やしたり、肌や髪をしっとり若返らせてくれる栄養成分はたくさんあります。そんな成分が豊富に含まれる食材を、おいしく食べながらきれいにやせる。そのためのコツを色々お伝えしましょう。
カロリーをぐんぐん燃やす二大栄養素
食べれば食べるほど、体がエネルギーを消費する体になったらうれしいですよね。このおすすめの栄養素を積極的に摂取すれば停滞していた体重も落ちるはずです。
やせる栄養素「ビタミンB群」
糖質、体脂肪を燃やす
ビタミンB群は8種類
ビタミンB1/ビタミンB2/ビタミンB6/ビタミンB12/ナイアシン/葉酸/パントテン酸/ビオチン
ビタミンB群が豊富な食べもの
・卵
・肉類(牛肉・豚肉・鶏肉)
・きのこ類
やせる栄養素「たんぱく質」
摂取したカロリーを体温やエネルギーとして消費
たんぱく質が豊富な食べもの
・大豆製品(豆腐、豆乳、厚揚げなど)
・肉類
・魚類
ビタミンB群とたんぱく質のどちらも豊富な食べもの
・卵
・鶏肉
・豚肉
・牛肉
【出典】『1週間で勝手に-10歳若返る体になるすごい方法』著:管理栄養士 菊池 真由子
【書籍情報】
『1週間で勝手に-10歳若返る体になるすごい方法』
著:管理栄養士 菊池 真由子
管理栄養士として1万人以上の「やせたい」「若々しくなりたい」という悩みに向き合ってきた著者が、若返りをテーマにした食事法を紹介します。若く見える人と老けて見える人の違いは「太りすぎ」「やせすぎ」「肌や髪にツヤがない」などさまざま。本書では、若見えの秘訣は食材の選び方とその食べ方にあるとし、誰でも簡単に若返っていく体になる方法を解説します。まずは「若返り朝食」「濃い緑茶」「しょうがオイル」を取り入れ、1週間で若返りスイッチをオン。食事の力でいつまでも健康で若々しくいるためにぜひ手に取って頂きたい1冊です。
公開日:2024.08.16