弱点をオープンにして人との関係を深める
誰にでも弱点というものはあるものです。そして、そのことを恥ずかしいと思っている人もいるでしょう。そう思う心理は普通のことですが、ある程度の弱点は、オープンにしたほうが人間関係が深まります。
誰かの弱点を聞いたとき、その点を突いて責め立てようと思うでしょうか。実は、人は誰かの弱点を知ると「そこを責めるのは卑怯だ」という感情が働き、むしろその点を回避するような行動を取るのです。
「スポーツが苦手なんだ」という人を草野球に誘ったりはしないし、「口下手なんで、あまり面白い話ができない」という人にスピーチをさせることもないでしょう。弱点は、早めに知らせたほうが何かと有利にことが運ぶのです。
この弱点を知らせるという行動は、相手に、「自分の弱みを私には話してくれた」という気持ちを起こさせ、そのプライドを満足させることもできます。
人間関係がうまくいかないという人は、まず自分の弱点がどこにあるのかを見極め、それを恥ずかしがらずに周囲にカミングアウトしてみましょう。きっと仕事も恋愛も今まで以上にうまくいくはずです。
出典:『眠れなくなるほど面白い 図解 ヤバい心理学』
【書誌情報】
『図解 ヤバい心理学』
監修:神岡真司
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公開日:2022.05.15