最初の10秒が大きな印象になる
前項で説明した単純接触効果を利用して頻繁に顔を合わせても、なかなか親しくなれないこともあります。その原因は最初に出会ったときの印象にあることが多いのです。
これは「初頭効果」と呼ばれ、その人と会った最初の10秒で印象が決まってしまうというもの。一般的には相手のイメージの6割はそこで決まるとされています。そして、そこで作られたイメージはその後の関係においても相手のなかに残り続けるのです。
男女の間であれば、その人と友だちのままか恋人に発展するかは、出会いの瞬間にかかっていると言えます。難しいかもしれませんが、出会った女性と恋愛関係になりたいと感じたら最初から少し積極的にアプローチしてみましょう。
最初から相手に好感を持たれるために最も有効な方法は、自分が好意を持っているのを伝えることです。これは、好意の返報性を利用したもの。
とにかく続けて好意をアピールするといいでしょう。次は相手をほめること。瞬時にいい点を見つけ、そこをほめてみましょう。その後は、相手の話をじっくり聞くようにしていけば好感をきっと持ってもらえるようになるはずです。
出典:『眠れなくなるほど面白い 図解 ヤバい心理学』
【書誌情報】
『図解 ヤバい心理学』
監修:神岡真司
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公開日:2022.05.29