たんぱく質で睡眠の問題も解消
「なかなか寝つけない」「十分な時間寝たはずなのにすっきりしない」、それらの睡眠に関する悩みはたんぱく質の不足が原因かもしれません。
睡眠のトラブルでは、どのくらいの時間眠れるかの「量」とどれくらい深く眠れるかの「質」の大きく2つが挙げられ、この両方を向上させてくれるのが「グリシン」というアミノ酸だといわれています。食品では、えびやほたてなどに多く含まれています。
人が眠りに入る際にはまず、手足などの末端部分の体温が上がり、その後、徐々に体温が下がっていき、眠気が訪れます。深い睡眠時ほど、体温が大きく下がることが特徴です。グリシンは寝る前に摂取すると、足の表面体温を上げ、徐々に体温を下げる働きがあることがわかってきており、速やかに眠りに導いて、睡眠の「量」を増やす効果が期待できます。
また、「質」のよい眠りは、睡眠中に浅い眠り(レム睡眠)と深い眠り(ノンレム睡眠)が繰り返されている状態だといわれています。これには、睡眠導入時に一気に深い眠りに入ることが重要で、グリシンにはこれを補助する働きが見つかっています。手軽に摂取できるサプリメントもあるので、睡眠に悩んでいる人は取り入れるのもよいでしょう。
出典:新ダイエットごはん
【書誌情報】
『新ダイエットごはん』
上西一弘 著
糖質制限ダイエットが流行する中、筋肉を作る重要な栄養素として注目を集め始めている、『たんぱく質』を使ったレシピを紹介!
1日に必要と言われている分量を効率よくしっかり摂れて、お腹にも大満足のおいしい料理を紹介します。
また、動物性たんぱく質、植物性たんぱく質それぞれのオススメ配分なども考慮した、献立例なども紹介。
たんぱく質を食事の中にどう取り入れていくかよくわからない人でも、これ一冊でリバウンドしないダイエットが可能になります。
公開日:2022.06.19