ストロークとクラブの動きを作る大切なイメージとは?
●クラブの動きのイメージが自分の動きを作ってくれる
動きを作るためのイメージとして私が紹介しているのは、7種類です。ターゲット、ボール、バランス、そしてストローク、クラブ、音、感触です。
クラブについては、その重さ、形、動き方などでイメージを作ってみましょう。インサイド・インの軌道で動くことや、ゆるやかにフェースローテーションしながら動く様子の残像をコマ送りでつないだ映像としてイメージするのも、とてもいいと思います。
また、クラブの動きのスピードをイメージすると、距離感を安定させやすくなるだけでなく、グリーンの速さに応じた調整もしやすくなります。
実際よりもヘッドを大きいものとしてイメージするのも有効です。誇張することでイメージに没入しやすくなるためです。
ヘッドを大きいものとしてイメージすることでパンチが入らなくなると感じる人も多いようです。
●その音や感触を求めて自然に身体が動く
イメージの種類の6つめと7つめは、互いに関連していますが音と感触です。
音は「スッとテークバックする」とか「スーッと動かす」など、クラブの動きの擬音や、「肩をグーッと引く」といった身体の動きの擬音、あるいは、インパクトでの音をイメージしてみましょう。
音が常に一定ならば、距離感も安定します。距離に応じたインパクトの違いを、音の違いでイメージしている人もいます。
「ドン、コン、ポーン」など、音の感じでインパクトの入り方や速さ、強さが変わるものです。パッティングだけでなく、アプローチでの距離や球質の打ち分けにも非常に有効です。
●芯で当たった感触を薬指で感じよう
感触については、肌で感じている風の感触などといったものもありますが、やはりインパクトの感触をイメージするのがいちばん直接的でしょう。
インパクトの感触もやはり誇張し、薬指が巨大化して、伝わってくる感触のセンサーになっているとイメージしてみてください。練習では芯に当てるだけでなく、トゥやヒールでも打ち、感触の違いを確認し、イメージする際に活かすといいと思います。
出典:『ゴルフレッスンプラスvol.13』
【レッスンプロ情報】
●大本研太郎
1974年生まれ。2012年にパターレッスン専用スタジオ「パットラボ」を開設し、アマチュア2,000人、プロ180人を超音波機器で詳細に解析。「グラビティーメソッド」を確立し、PGAティーチングプロアワードで最優秀賞を受賞(2018年)。GPC恵比寿代表。
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公開日:2022.07.01