たんぱく質は筋肉や内臓などの組織を形成する
肉や魚、卵、大豆などに含まれるたんぱく質は、摂取することで筋肉や内臓、血液、骨、皮膚などの組織になります。さらにたんぱく質は、ホルモンや酵素などの原料にもなります。
なんと、たんぱく質は身体を構成する要素の約20%を占めているのです。それにもかかわらず、たんぱく質は体内で貯蔵できません。そのため、毎日の食事から摂取する必要があるのです。
たんぱく質の吸収可能な量は1食約20g
先ほどいったように、エネルギーに変換されずに余ってしまったたんぱく質は脂肪に変更される性質があり、たんぱく質自体は貯蔵されません。しかしたんぱく質を摂らないと疲れやすい体になる場合もあるので、毎日継続して摂りましょう。
そしてたんぱく質は大きく分けて二種類あります。米やパンなどの植物性たんぱく質は、脂質が少なくヘルシーですが、食物から摂取すべき必須アミノ酸が足りていないのがデメリットです。
もう一つは、卵やステーキなどの動物性タンパク質です。体内で生成できない必須アミノ酸を全て含んでいます。一方で脂質が多すぎるのが難点で、バランスよく食べる必要があります。
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出典:『食材と栄養素の話』監/牧野 直子
【書誌情報】
『食材と栄養素の話』
牧野直子 監修
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公開日:2022.11.15