脂肪のタイプによってやせスイッチが入るタイミングが異なる
やせるためには体脂肪のもとである中性脂肪を落とさなくてはなりませんが、これにはコツがあります。そのコツさえ押さえれば、意外とラクにやせられるのです。では、コツとは何か?それ「やせるプログラム」です。これを行うことによって、体の中でカチッと「やせスイッチ」が入ります。まずは、このやせスイッチをオンにすることから始めましょう。
やせスイッチは、脂肪のタイプによって入るタイミングが異なります。先述でも触れましたが、肥満には内臓脂肪型と皮下脂肪型があります。内臓脂肪型の肥満は男性に多く、BMI25以上の男性ならほとんどの場合、すでに脂肪肝になっていると考えてよいでしょう。
けれども、内臓脂肪は「比較的落としやすい」という特徴があります。ですから、やせるプログラムを 1 週間実践すれば、簡単にやせスイッチを入れることができ、内臓脂肪を減らすだけでなく、脂肪肝の改善にまで繋げることができます。
問題は、女性に多い皮下脂肪型の肥満。こちらは皮膚の下にたまる脂肪なので内臓には影響しませんが、「落としにくい」という特徴があります。つまり、なかなかやせスイッチが入りにくいタイプなのです。やせるプログラムをしっかりと継続していき、8セット以上繰り返した頃には効果を実感できるでしょう。特に難しいことはないので習慣にして、気楽に続けることが大切です。
出典:『1週間で勝手に痩せていく体になるすごい方法』著/栗原毅
【書誌情報】
『1週間で勝手に痩せていく体になるすごい方法』
著:栗原毅
世の中には筋トレ法や痩せる食事術などもたくさんありますが、「なかなか長続きしない」「何をやっても痩せない…」という声も多くあります。それは、頑張って続けていてもすぐに結果が出ないものが多い、ということに加え、過度な食事制限によるストレスで一度爆発してしまうとそれ以降は元の食事に戻ってしまう、といった理由が挙げられます。そんな痩せたいけどなかなか結果がでない……という人に向けて40年以上脂肪肝などの内臓脂肪を研究してきた名医が考案した全く新しい『自動痩せプログラム』を紹介します。そもそも人間がなかなか痩せない最大の理由は『脂肪肝』にあります。人間が痩せるために必要な『代謝機能』を司るのが肝臓ですが、そこに脂肪がたっぷり付いた脂肪肝になると肝臓の機能は半減し、結果として糖などを脂肪として溜め込みやすい体になってしまいます。本書ではそんな脂肪肝をたった1週間で改善し、若い頃のような食べても太らない代謝機能をよみがえらせるすごい方法を紹介します。
公開日:2023.02.17