高カカオチョコレートが脂肪に効く理由
甘いお菓子で、一見食べると太りそうなイメージのあるチョコレートですが、様々な健康効果をもたらす、ダイエットにもおすすめの食品です。チョコレートの脂肪分に含まれるステアリン酸は体内に吸収されにくい性質があり、そのためチョコレートは食べても肥満になりにくいといわれています。
ただし、どんなチョコレートでもよいというわけではありません。チョコレートの効果を十分に得るには、カカオ含有量が70%以上の高カカオチョコレートを選ぶこと。原材料であるカカオの量が肝心でカカオに含まれる「カカオポリフェノール」にこそ、多くの効果・効能が秘められているからなのです。
カカオポリフェノールの効果の1つが、活性酸素(酸素の一部が通常より活性化したもの)の除去。肝臓にたまった脂肪と活性酸素が結びつくと肝機能を低下させてしまうため、除去することで脂肪肝の予防や改善に繋がります。また、インスリンの働きをよくする効果もあり、血糖値の急激な上昇を抑えるためにも役立ってくれます。
さらに、カカオは食物繊維が豊富。食物繊維は糖が吸収される速度を緩やかにし、食後の血糖値上昇を抑制します。つまり、高カカオチョコレートはカカオポリフェノールと食物繊維のダブルの効果で、血糖値の上昇を抑えてくれるのです。
出典:『1週間で勝手に痩せていく体になるすごい方法』著/栗原毅
【書誌情報】
『1週間で勝手に痩せていく体になるすごい方法』
著:栗原毅
世の中には筋トレ法や痩せる食事術などもたくさんありますが、「なかなか長続きしない」「何をやっても痩せない…」という声も多くあります。それは、頑張って続けていてもすぐに結果が出ないものが多い、ということに加え、過度な食事制限によるストレスで一度爆発してしまうとそれ以降は元の食事に戻ってしまう、といった理由が挙げられます。そんな痩せたいけどなかなか結果がでない……という人に向けて40年以上脂肪肝などの内臓脂肪を研究してきた名医が考案した全く新しい『自動痩せプログラム』を紹介します。そもそも人間がなかなか痩せない最大の理由は『脂肪肝』にあります。人間が痩せるために必要な『代謝機能』を司るのが肝臓ですが、そこに脂肪がたっぷり付いた脂肪肝になると肝臓の機能は半減し、結果として糖などを脂肪として溜め込みやすい体になってしまいます。本書ではそんな脂肪肝をたった1週間で改善し、若い頃のような食べても太らない代謝機能をよみがえらせるすごい方法を紹介します。
公開日:2023.02.26