『週1夜断食』でオートファジーを活性化
週1夜断食では、週1回夕食を食べずに、空腹時間が16時間以上になるようなスケジュールを提案しています。なぜ、16時間なのかというと、空腹時間が12時間を超えるとオートファジーのスイッチが入り、さらに16時間を超えるとその働きがよりが活性化することがわかっているからです。
人間の体は37兆個の細胞によって構成されています。その細胞はたんぱく質でできていて、日々の代謝活動によって、死滅・生まれ変わりを繰り返しています。
劣化した細胞は、細胞内に古いたんぱく質を溜めていき、細胞内でエラーを起こして不調を感じさせたりするのですが、オートファジーは、その細胞内に溜まった古いたんぱく質を食べ、新たな分解酵素とくっついて古い細胞を新しい細胞に生まれ変わらせてくれるのです。
家を壊して新築を建てるのではなく、家の中を解体し、リフォームするイメージをするとわかりやすいのではないでしょうか。断食をして16時間以上空腹時間を作ることで、このオートファジーの活動が活性化され、体内の古くなった細胞をみるみる生まれ変わらせてくれるのです。
出典:『10万人以上を痩せさせたダイエット専門鍼灸院が教える 一生太らない生活』著/関口 賢
【書誌情報】
『10万人以上を痩せさせたダイエット専門鍼灸院が教える 一生太らない生活』
著:関口賢
若い頃は痩せていたのに、年齢を重ねるにつれて太ってきたり、健康診断の数値が悪くなっていく人は多くいます。本来食べることは人間が生きる上で欠かせないことですが、現代人では逆に体に必要以上の栄養を取り込んでしまって、食べることが逆に不健康を招いてしまっているケースが多く見られます。そのままの生活を続けてしまうと、内臓脂肪によるぽっこりおなかだけでなくやがて生活習慣病となり、最終的には寝たきりになってしまったり、取り返しのつかない病へ発展することも。本書では、そんな体型や数値が気になる人に向けて、10万人以上のダイエットに貢献してきたダイエット専門鍼灸院代表の著者による、内臓脂肪を落として、誰でも簡単に痩せて健康になれる『週1ずぼら夜断食』を紹介します。
公開日:2023.08.30