不食日明けの「回復食」を丁寧に
不食日を終えて、良食日が始まる日の朝と昼の食事を「回復食」と呼びます。ずぼら断食は、すべてをきっちりやり抜くことを求めていませんが、回復食だけは慎重かつ厳密にとお願いしています。というのも、ずぼら断食で休ませた胃腸に、大量の食べ物や消化に時間のかかるものを入れてしまうと、結果がマイナスになるどころか、体調を崩してしまう恐れがあるからです。
では、何を回復食に食べればいいのかといいますと、朝食は無糖のヨーグルトと旬の果物をおすすめしています。この2つは、体の機能を高めるのに必要な、プラスの働きをする菌や栄養素を胃腸に届けることができるからです。
不食日明けは味覚が敏感になっているので、果物はいつもより甘く感じられて、十分な満足感も得られるでしょう。次に昼食ですが、主食の炭水化物を抜いたおかずのみを食べます。消化によさそうというイメージからお粥や雑炊、うどんを食べる人がいますが、それらも糖質を含む炭水化物です。
不食日で休息を得た胃腸はとても吸収力がよく、炭水化物など糖質を多く含むものを食べると血糖値の上昇は避けられません。また、胃に負担のかかる脂っこい食材や味つけの濃いものもなるべく避けましょう。
出典:『専門家がしっかり教える 図解 やせる食べ方』
【書誌情報】
『専門家がしっかり教える 図解 やせる食べ方』
著:関口 賢
運動不足や日々の生活の忙しさなど、さまざまな理由で太ってしまった、さらに「何をやっても痩せない…」という人も多いと思います。そんな人に向けて、本書では10万人以上を痩せさせてきたダイエット専門鍼灸院の総院長である著者が考案した、自宅でできる究極のダイエット法『ずぼら断食』を紹介します。人間は食べることが必要不可欠ですが、食べることで不健康にもなります。体のためにと思って食べていたことが、逆に体の負担になってしまっていることもあり、それが肥満や不調の元になっているのです。まずは食べないことがどのような健康効果をもたらすのかを徹底解説。そのうえで、誰でも簡単に取り入れられる8時間断食から、痩せて体質改善もできる16時間断食、ストンと痩せて体がリセットできる24時間断食、さらにストイックにガッツリ体重を落としたい人向けの32時間断食など、自分自身の目的とやりやすさに合わせた4つのプログラムから選択できます。栄養過多な状態にある体を断食で一度リセットすることで、何をしても痩せなかった体がみるみる痩せていくだけでなく、慢性的に感じていた不調や健康診断の数値も劇的改善できます!ダイエットでなかなか結果がでない人も、疲れやすかったり、原因不明の謎の不調を抱えている人などにもぜひ手に取って頂きたい一冊です。
公開日:2024.01.29