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腸内細菌のリーディングカンパニー監修の『腸活』で、トップアスリートのお腹悩みを解決! Jリーグ優秀選手賞を受賞したプロサッカー選手、森下 龍矢選手が腸内フローラをコンディショニングの味方につけるまで

国内最大規模12万検体の累計検体数を誇る、腸内フローラ検査「マイキンソー(Mykinso)」を提供する株式会社サイキンソー(本社:東京都渋谷区、代表取締役:沢井 悠、以下サイキンソー)は、アンバサダー契約を結ぶプロサッカー選手、森下 龍矢選手のコンディショニング支援を通じて蓄積された腸内フローラデータとサポート内容を分析したレポートを発表しました。



大舞台での活躍には、血のにじむような努力と日々の練習が土台となることは大前提ですが、本番で本来の力を最大限発揮するためにはコンディショニングも非常に大切です。


サイキンソーでは、こうした腸内細菌叢(腸内フローラ)とコンディショニングの関連に着目し、アスリートの腸活支援を行っています。プロサッカー選手の森下龍矢選手とは、2023年よりアンバサダー契約を締結し、コンディショニングに役立つサポートを実施してきました。

本レポートのまとめ

  1. 環境の変化によるストレスや食品添加物が多い食事で、腸内環境は簡単に悪化してしまう。
  2. 足し算の腸活(ビフィズス菌入りヨーグルトの摂取)や、引き算の腸活(早食い禁止&オーラルケアの徹底)により下痢症状を緩和へ。
  3. 自分の腸内フローラの特徴や腸内環境が悪化するタイミングを知り、腸内フローラをコンディショニングの味方に!


スポーツと腸内フローラの関りについて

アスリートは腸内環境が悪くなり易い!?

勝負の世界で闘うアスリートにとって、コンディショニングは勝利へのカギにもなります。

過去の研究データからは、アスリートの 10~20 %が胃腸の痛みや腹部膨満感、下痢などの消化器症状に悩んでいることが分かっています※1。 実際に、順天堂大学がウルトラマラソンの日本人ランナーを対象に行った腸内フローラに関する研究 ※2 では、負荷の大きい運動は腸内の酪酸産生菌を減少させ、免疫機能に影響を及ぼす可能性があることが判明しました。また、摂南大学ラグビー部を対象とした一般健常人との腸内環境の比較研究 ※3 においては、下痢の原因となるコハク酸が高く、大腸炎患者レベルに達している選手がいたことや、研究に参加したラグビー部員の 87 人中 22 人が酪酸が非常に少なかったことが報告されています。激しい運動やトレーニングに伴う体力の消耗や、試合結果やパフォーマンスへの過度な緊張状態、海外遠征など普段と違う環境での生活が、腸内環境を悪化させる要因となる可能性が考えられています。


※1:Systematic review: exercise-induced gastrointestinal syndrome-implications for health and intestinal disease

  https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/28589631/


※2:Alterations in intestinal microbiota in ultramarathon runners

  https://www.nature.com/articles/s41598-022-10791-y


※3:Altered Fecal Microbiotas and Organic Acid Concentrations Indicate Possible Gut Dysbiosis in University Rugby Players: An Observational Study

  https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/34442766/


森下選手のコンディショニング支援開始の背景

サイキンソーでは、2022年よりアスリート支援プロジェクトを開始し、腸活を起点としたコンディショニング支援を行っています。ディフェンダーとして活躍する森下選手は、 2023年6月に日本代表にも選出、その年のJリーグ優秀選手賞を受賞するなど、名実ともに日本を代表するプロサッカー選手の一人です。驚異的な運動量と鋭いクロスに定評があり、安定感のある守備に加え攻撃面でも存在感を発揮している選手として、注目を浴びています。24年より海外リークへ挑戦するなど更なる高みを目指して挑戦を続けていらっしゃいます。


森下選手との面談を重ねる中で、更なる成長を見据えて自身の最適なコンディショニングを探求する姿に共感をし、サイキンソーが持つ知見からサポートをさせていただきたく、コンディショニング支援の開始に至りました。具体的には、腸内フローラ検査により体感している体調と腸内細菌の状態を観測しながら管理栄養士による食事・栄養指導を通して、最適なコンディショニングに向けた支援を行っています。


森下選手の腸活起点のコンディショニング分析レポート

サポ―ト開始前の森下選手のコンディション

■ご本人のお悩み

・下痢症状の自覚あり。

・競技中に足が攣る症状があり、特にアウェイの試合でひどくなる傾向がある。


■腸内環境の状態

<総評>

・腸内フローラスコア(5段階:A~E)判定は、上から2番目のB判定。

・短鎖脂肪酸を産生する酪酸産生菌や、運動習慣がある人に多いアクティブ菌の保有割合が多い。腸内細菌の多様性も高く、良好な腸内環境。


<課題>

・腸内環境は比較的良いものの、下痢症状に繋がる腸内細菌の保有割合が多く、整腸効果のあるビフィズス菌の保有割合が少ない。

・ストレプロコッカス(Streptococcus)やフソバクテリウム(Fusobacterium)などといった不摂生菌の割合が多い。


環境の変化や試合前のプレッシャーによるストレス、食品添加物が多い食事で腸内環境が悪化!

森下選手の腸内環境はサポート開始前から比較的良好な状態でしたが、ご本人が抱える下痢症状の原因となる不摂生菌の割合が多く、整腸効果があるビフィズス菌の割合が少ない状態でした。サポート期間中の15回の検査結果と腸内フローラの状態を確認すると、ストレスや食事の内容が腸内環境に大きな影響を与えていることが分かりました。




■エンテロタイプとは

腸内常在細菌叢の構成の類似度に応じてタイプに分類したもの。一般的に占有率の高い3つの主要細菌の構成比に応じて、B(バクテロイデス)型、P(プレボテラ)型、R(ルミノコッカス)型の3タイプに分かれることがわかっている。サイキンソーでは占有率の低い腸内細菌も考慮した新しい分類を開発した※4。新しい分類では、B型を酪酸産生菌の多さ等で「B1-1、B1-2、B2」型の3タイプに分類でき、P型およびR型も有用菌の多さ等で「P1、P2」と「R1、R2」型の各2タイプに分類できることを発見した。


■B1-1型

腸内でバクテロイデスの占有率が高く、有用菌である酪酸産生菌等の占有率が相対的に高いエンテロタイプ。


■B1-2型

腸内でバクテロイデスの占有率が高く、有用菌である酪酸産生菌等の占有率が相対的に低いエンテロタイプ。


■B2型

腸内でバクテロイデスの占有率が高く、要注意菌である不摂生菌等の占有率が相対的に高いエンテロタイプ。


※4:腸内細菌学会第27回学術集会(2023年6月27日、28日)◯馬場開陸、笠原和之、渡辺諭史、et al. 大規模な日本人生活習慣病コホートに基づく新規エンテロタイプ分類の可能性.


特に、海外遠征などで普段と生活環境が大きく変わったタイミングや、プレッシャーがかかる試合前に食品添加物が多いものを摂取した際に、不摂生菌であるフソバクテリウム(Fusobacterium)や下痢関連菌であるステレラ(Sutterella)やヘモフィルス(Heamophilus)が増え、腸内環境が悪化していました。



6月から本格的なアドバイスを開始、腸内環境の改善へプログラムがスタート!

初回の検査結果を踏まえて、6月から本格的にサイキンソーの管理栄養士からのアドバイスを開始しました。前述の通り、森下選手の課題は下記の2つでした。


①整腸効果があるビフィズス菌が少ないこと

②下痢症状に繋がる下痢関連菌や不摂生菌が多いことと


まずは、森下選手の腸内に少ないビフィズス菌の割合を増やすため、ビフィズス菌が腸内に定着するように複数種類のビフィズス菌入りヨーグルトをローテーションで摂取いただきました。また、不摂生菌の保有割合を減らすために、早食いをやめ咀嚼回数を増やすこと、歯磨きやうがいなどのオーラルケアを実施いただくようアドバイスしました。


腸活を初めて3か月後、腸内環境が改善!複数種類のビフィズス菌入りヨーグルトをローテーションで摂取し、ビフィズス菌が増加!


さまざまなビフィズス菌入りヨーグルトをローテーションで摂取する習慣を付けていただいてから、初回の検査時では保有率0.79%であったビフィズス菌が、約3カ月間で保有率4.4%まで増加しました。


また、このタイミングから森下選手には、日々の食事記録を取っていただき、管理栄養士から具体的な食事改善のアドバイスもスタートしました。


早食い禁止&オーラルケアの徹底で不摂生菌が減少!


一般的に早食いをすると、食べ物が十分に消化されずに腸を通るため、腸内の粘膜が傷つきやすく腸内環境が悪化するといわれています。また、口腔内にいる細菌も唾液や飲料水などを通して、腸内環境に影響を与える可能性が高く、歯磨きやうがいなど簡単なオーラルケアを行うことで腸内環境の悪化を防ぐことができます。森下選手にもアドバイスを実施いただき、結果として初回の検査時よりも不摂生菌である、ストレプロコッカス(Streptococcus)、フソバクテリウム(Fusobacterium)、下痢関連菌であるヘモフィルス(Haemoohilus)の保有割合が減少しました。



ビフィズス菌の保有割合が増加し、不摂生菌・下痢関連菌の割合が減少したことで、全体のフローラスコアもさらに良好な判定へと改善しました。


腸内フローラを味方にして、夢をかたちに!

15回の腸内フローラ検査により、森下選手の腸内フローラ組成の特徴や腸内環境が悪化し、下痢症状などご本人が悩む症状が出るタイミングを把握することができました。

9月以降のサポートでは、8月から開始した食事記録を元に栄養計算を行い、運動量に見合った各栄養素の摂取量を提案するなど、パワーを落とさずに練習や試合に集中できる体作りに向けた支援をプラスしていきました。こうした取り組みの結果、9月以降の検査では下痢などの症状がでにくい良好な腸内環境を安定的にキープすることができました。森下選手ご本人も、下痢症状の緩和に加え、疲労感の軽減を体感されています。


こうしたコンディショニングへの取り組みを経て、ご本人のコンディショニング能力も更に向上し、日々の絶え間ない努力と関係各位の皆さまのサポートが実を結び、2023年度「Jリーグ優秀選手賞」の受賞や海外リーグへの挑戦など、さらなる高みに向け挑戦を加速されています。


森下 龍矢選手からのコメント


約1年間、サイキンソーさんに腸活支援をしていただきました。サポートをいただくまでは、下痢の症状や試合前の足の攣りなどに苦しむことが多く、悩みでした。実際に腸内フローラ検査を受けてみて、自分の腸内にはビフィズス菌が少ないことや、下痢を引き起こす腸内細菌が多いことなどが分かり、これまで感じていた不調の原因が分かり安心しました。管理栄養士さんにアドバイスを受けて、さまざまな種類のビフィズス菌入りヨーグルトを食べ続けたり、咀嚼回数を増やしたり、オーラルケアをしっかり行うなどを試し、腸内環境を改善することができました。

腸内フローラ検査では、生活習慣の改善がしっかりと結果に繋がることが目にみえて分かり、まさに ” 腸内細菌は嘘をつかない ” と思いました。また、個人的に一番サポートを受けて良かったなと感じたのが、日々の食事を大切にする習慣がついたことです。これまではオフの日に朝食を抜くこともしばしばありましたが、休みの日も規則正しく食事をとることや、バランスよく栄養素を摂ることを意識するようになりました。今後もより良いパフォーマンスを目指して、サイキンソーさんと共に腸活を続けていこうと思います!


担当管理栄養士からのコメント

■株式会社サイキンソー 管理栄養士 藤井 愛海

森下選手は、日本サッカー界を代表するトップ選手です。元から食事にも気を遣っておられましたが、腸内フローラ検査が ”ご自身の腸内環境に合った食事” を見つけるきっかけになりました。私からは管理栄養士の目線で、食事や栄養バランスのアドバイスを行いました。普段の食事は奥様がサポートされていましたので、面談にも同席いただきメニュー改善にご協力をいただきました。なによりも「少しでも強くなりたい」という熱い想いで、腸活に取り組んでいただけたことが結果に繋がったと思っています。腸内環境でコンディショニングが左右されない状態を作ることで、少しでも森下選手の自信やパフォーマンスへの手助けとなっていたら幸いです。


まとめ

森下選手の腸活支援から、アスリートのコンディショニングと腸内フローラには深い関りがあることが分かりました。特にプレッシャーのかかるタイミングや、遠征などで食事内容が普段と変わるタイミングなどに不摂生菌や下痢を引き起こす菌が増加し、腸内環境が悪化していました。こうした変化が、下痢症状に繋がっていた可能性が高いと考えています。検査結果を元に森下選手には、ご自身に不足しているビフィズス菌をプロバイオティクス(ビフィズス菌を含むヨーグルトの摂取)で補い、不摂生菌などを減らすために咀嚼回数やオーラルケアを意識していただきました。こうした腸活の取り組みが、結果として下痢症状の克服に繋がりました。検査により、腸内フローラの特徴や腸内環境が悪化するタイミングを知ることで、環境が変わっても恒常的に腸内フローラをコンディショニングの味方にできるようサポートができました。サイキンソーは今後もアスリートのコンディショニング支援を通じて、「細菌叢で人々を健康に」の実現へ貢献して参ります。


サイキンソーについて

■腸内フローラ検査「マイキンソー」について

自宅で誰でも簡単にできる腸内フローラ検査サービス。腸内フローラの良し悪しを5段階で評価する「腸内フローラ総合判定」の搭載に加え、ビフィズス菌や乳酸産生菌、酪酸産生菌、エクオール産生菌などの有用菌、肥満や⼤腸がんのリスクに関係がある要注意菌など10項目が確認できます。加えて、菌の項目に合わせて腸内環境を改善するためのアドバイスもお伝えします。全国 1,200 件以上の医療機関で受けられる「マイキンソー プロ(Mykinso Pro)」や乳幼児に特化した検査サービス「マイキンソー キッズ(Mykinso キッズ)」も展開しています。


・サービスサイト:https://mykinso.com/

・紹介動画:

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■会社概要

「細菌叢で人々を健康に」を企業理念に掲げ、腸内フローラをはじめとする常在細菌叢と心身の健康・疾患リスクとの関連を解明し、全ての人々の日常に個別最適な解を提供することで、誰もが自然と健康になれる社会を目指しています。その一環として、腸内環境の状態を把握することが健康維持・増進に繋がるとの考えから、自宅で手軽にできる腸内フローラ検査「マイキンソー(Mykinso)」を開発しました。日本人の大規模な菌叢データベースと高度なデータサイエンス技術を活用し、検査サービスの拡張やOEM開発、システム構築支援、匿名加工情報の研究利活用推進など、菌叢データに基づく事業を多角的に展開しています。


・会社名:株式会社サイキンソー

・設立   :2014年11月19日

・所在地:東京都渋谷区代々木1-36 -1 オダカビル2階

・代表者:代表取締役 沢井 悠

・主な共同研究先:大阪大学微生物病研究所

・HP    :https://cykinso.co.jp/






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