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認知機能を改善する「すごい生活習慣」その2【認知機能改善30秒スクワット】

Text:本山輝幸

良質な睡眠で脳のゴミを外に出す

アルツハイマー型認知症の原因ともなる「アミロイドβ」は、しっかりと眠ることで脳の外に排出されるため、不規則な睡眠になると老廃物となって脳内にたまりやすくなります。脳にやさしい睡眠習慣を心がけましょう。

良質な睡眠をとるための5つのポイント

① 昼寝は30分以内。午後3時までに

短時間の昼寝は認知症のリスクを下げてくれます。ただし、夜しっかり眠るため午後3時までに、30分以内で、という条件付きです。

② 食事は就寝の3時間前までにすませる

寝る直前に食べると体温が下がりにくく、眠りが浅くなりがち。消化にも2~3時間かかります。

③ 入浴は寝る1~2時間までに

快眠条件のひとつが体温の低下。入浴で上昇した体温が下がるまでの時間が必要です。ちなみに、お風呂の湯温は脳がリラックスする39~40℃のぬるめが最適。

④ 就寝は21~23時が理想的

就寝時間も重要です。おすすめは21時から23時の間。できる限り22時までにベッドに入るようにしたいものです。夜更かしは認知症のリスクを高めます。

⑤ 毎日7時間の睡眠時間を確保

6時間以下もしくは8時間以上の睡眠時間は、認知症のリスクを高めるといわれています。脳にやさしい7時間の睡眠時間を確保できるようにしましょう。

【出典】『認知機能改善30秒スクワット』著:本山輝幸

【書誌情報】
『認知機能改善30秒スクワット』
著:本山輝幸


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「約束の日時を間違える」「今言ったばかりなのに覚えていない」――。
そんな認知症の初期段階や軽度認知障害(MCI)なら健常者レベルまで脳機能は戻せる!
認知症予防・改善専門の運動療法士が教える、奇跡の30秒スクワット!

「日時がわからなくなる」「食べたものが思い出せない」「今言ったばかりのことを覚えていない…」――。
認知機能の低下に気づくきっかけはさまざまですが、「なんだか最近記憶力が悪いかも…」と自分で自覚している人はもちろん、高齢の家族と接していると、「前より少しおかしい……」と違和感を感じる人もいるのではないでしょうか。
それはもしかしたら認知症の初期段階、もしくは“認知症グレーゾーン”と呼ばれる『軽度認知障害(MCI)』という認知症の前段階かもしれません。
軽度認知障害は何もしなければそのまま“4年以内には50%、6年以内には80%が認知症になってしまう”と言われる状態ですが、その段階、もしくは認知症になっても初期段階であれば認知機能を健常者レベルまで戻せる方法があります。
それが、認知症改善専門の運動療法士である著者が教える、『認知機能改善30秒スクワット』です。
著者の20年以上の研究により、“体の感覚神経と脳機能には相関関係がある”ということが明らかになってきました。

感覚神経とは、痛い、熱い、寒い、などを体が知覚する神経のこと。
徘徊する中度以上の認知症患者は痛みをあまり感じないため、どこまでも歩いて行ってしまいますが、そのように『感覚神経』が鈍くなってしまっている人ほど認知機能が衰えてしまっているのです。
ただし、運動と言ってもウォーキングやジョギングなどの有酸素運動ではなく、『本山式感覚神経トレーニング』という筋力トレーニングです。
トレーニングと聞くとつらそうなイメージもありますが、30秒だけでもしっかり感覚神経に刺激が入り、認知機能の改善に繋がるように開発されたのがこのスクワットです。
太もも、おしり、ふくらはぎなど、重要な下半身の感覚神経を1つの運動で鍛えられ、時短なのに効果絶大な運動法により、認知機能の改善が期待できます。
日常生活に支障は出ていないものの、もの忘れや、今言ったことをすぐ忘れてしまうような症状がある人、その家族にはぜひ手に取って頂きたい一冊です。

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