最新の国際基準で見わける 雲の図鑑

最新の国際基準で見わける 雲の図鑑

著者:岩槻秀明

季節ごとに見られる雲や、気象予報の役に立つ雲など、雲の外観から判別できる雲図鑑に加え光の作用によって見られるレアな雲や、雲ができる過程など科学的なメカニズムまで解説。ポケットに入れていつでも楽しめる雲図鑑なので自粛の際でも公園や河原で子供と遊ぶ時や、外に出られなくても楽しめる雲のハンディテキストです。

<編集担当者コメント>
小さくて軽いのに雲の全てがわかる詳細解説が掲載された雲図鑑です。新しい世界基準で解説する初めての本でもあり、子供から専門的知識のある方まで広く楽しめる濃い内容となっています。

関連記事

“空に浮かぶミクロの結晶” 雲はなぜ落ちてこない?【最新の国際基準で見わける 雲の図鑑】

雲ができるしくみ 雲は何からできている? 空の高いところに漂うとても小さな水滴や氷晶(氷の結晶)。これが一か所に密集して、はっきりと目で見えるようになったものが雲です。 水滴は雲の種類などによって異なるものの、大体0.0 […]

雲はチリから生まれる!? 図でわかる雲発生の仕組み【最新の国際基準で見わける 雲の図鑑】

雲ができていくプロセス 空気は上昇すると膨らんで冷える 標高の高い場所は空気が薄く感じられます。これは空気を構成する分子(窒素や酸素など/以下、空気分子)の量が変わるためです。空気分子の密度は地表付近でとても濃く、高度が […]

あたたかい雨と冷たい雨、何が違う? 異なるプロセスで降ってくる雨の仕組み【最新の国際基準で見わける 雲の図鑑】

雲から雨が降るしくみ 「冷たい雨」が降るしくみ このメカニズムの典型例は乱層雲から降る雨で、日本付近では通年見られます。 「冷たい雨」を降らせる雲の上部には、氷晶と過冷却水滴(0℃ 以下でも凍結せず水滴のまま存在)が混在 […]

すべての雲は10種類に分類できる!? 国際基準に基づく雲の世界【最新の国際基準で見わける 雲の図鑑】

雲の分類【雲は10種類に分けられる】 雲の分類には万国共通の指針がある 空に浮かぶ雲は、さまざまな姿をしていて、同じ形のものは2つとありません。それを分類するとなると、文字通り「雲をつかむような話」です。この課題に挑んだ […]

まっすぐにのびる繊細なすじ雲「毛状雲」とは?【最新の国際基準で見わける 雲の図鑑】

毛状雲 毛状雲[もうじょううん] fibratus fib別名(なし) 遭遇チャンス:★★★ すじは、ほぼまっすぐ 白いペンキをつけた刷毛で、さっと撫でたような感じの雲です。 すじはしゅっとまっすぐにのび、途中でカクンと […]

美しい形を見つけたらラッキー? 空を飾る「かぎ針型の雲」の正体【最新の国際基準で見わける 雲の図鑑】

鈎状雲 鈎状雲[かぎじょううん] uncinus unc別名[つりばり雲] 遭遇チャンス:★★★★ すじはかぎ針状に折れ曲がる 雲のすじが途中で折れ曲がり、かぎ針のような形になったものをいいます。同じ鈎状雲でも、すじの長 […]

太陽をも隠す雲、濃密雲を見分ける方法とは?【最新の国際基準で見わける 雲の図鑑】

濃密雲 濃密雲[のうみつうん] spissatus spi別名(なし) 遭遇チャンス:★★★ 分厚い布切れのような雲 厚く、濃密な巻雲です。太陽を隠すほど分厚くなることもあり、雲の底がしばしば灰色になります。ぼってりと分 […]

レアな雲「塔状雲」を見分けるコツと特徴とは?【最新の国際基準で見わける 雲の図鑑】

塔状雲 塔状雲[とうじょううん] castellanus cas別名(なし) 遭遇チャンス:★ 上へともくもく立ちあがる 塔状雲は、雲の上部がもくもくと立ちあがったものをいいます。1本の塔が建つ場合と、ぼこぼこと多数立ち […]
インフォテキストが入ります