だるさ・イライラ・頭痛…心と体に現れる「季節ブルー」のサインとは?【その、しんどさは「季節ブルー」】


心と体の不調はいろいろな形で現れる
「季節ブルー」の方が経験しやすい代表的な症状を、「心のサイン」と「体のサイン」に分けて見てみましょう。
何だか気持ちがついていかないという心のサインとしては、気分の落ち込み、憂うつ感、意欲・興味の低下、イライラ、怒りっぽくなる、悲しくなる、不安感、焦燥感、集中力・思考力の低下、涙もろくなるなどがあります。
あちこちに現れる不調のシグナルとしての体のサインは、だるさ、倦怠感、疲労感、睡眠トラブル、頭痛、肩こり、首こり、腰痛、めまい、立ちくらみ、食欲の変化、胃腸の不調、動悸 、息切れ、冷え、むくみなどです。
これらのサインは、1つだけ現れることもあれば、いくつか重なって現れることもあり、その現れ方は人それぞれで、季節によっても異なります。
大切なのは、これらのサインを「気のせい」と片づけずに、「もしかしたら、季節の変化に体が反応しているのかも?」と気づくことです。
これらの症状は、体があなたに送っている「少し休んでね」「ちょっと心と体のバランスが崩れているよ」というメッセージかもしれません。そのメッセージをきちんと受け止めて、適切に対処していきましょう。
こんな心と体の不調がありませんか?
心
・気分の落ち込み
・憂うつ感
・意欲や興味の低下
・イライラ
・不安感、焦燥感
・集中力や思考力の低下
・怒りや悲しみ
など
体
・だるさ、倦怠感
・疲労感
・睡眠トラブル
・めまい、 立ちくらみ
・食欲の変化
・胃腸の不調
・動機、息切れ
など

【出典】『その、しんどさは「季節ブルー」』著:長沼睦雄
【書誌情報】
『その、しんどさは「季節ブルー」』
著:長沼睦雄
「春先はいつもイライラして、眠れない」
「雨が降る前は、決まって頭が痛い」
「秋になると、理由もなく気分が落ち込む」
「寒い冬はずっと気分が鬱々としてしまう…」
毎年やってくる季節の変わり目の不調。
それは、あなたの「気のせい」でも「怠け」でもありません。
実は近年、こうした「季節ブルー」を感じる方がとても多くみられます。
西洋医学では「自律神経の乱れ」や「ホルモンバランスの変化」と説明されるそれらの不調は、二千年以上前の東洋医学の聖典『黄帝内経』によれば、自然界のエネルギー(気)と私たちの体が共鳴し合うことで生じる、ごく自然な反応です。
だから、心と体がしんどくなっても、決して自分を責めないでください。
本書は、過敏性研究の第一人者である著者が、西洋医学の豊富な知識で不調の「正体」を解き明かしながら、東洋医学の知恵を用いて、あなたに寄り添う1冊です。
最新の医学的知見と、古代からの壮大な知恵を組み合わせ、「なぜ季節の変わり目に、あなたの心と体はゆらぐのか?」その根本原因を解き明かし、気圧、気温、湿度、日照時間といった自然のリズムと上手に付き合い、自分自身を優しくいたわるための具体的な「養生法」を提案します。
私たちが本来持っている自然治癒力を引き出し、根本からゆらぎにくい心と体質へと整えていきましょう。
ページをめくるごとに、自分の不調の正体がわかり、心がふっと軽くなるはずです。
もう、季節の変化に振り回されない。
これは、変化の多い時代を生きるあなたのための、一生もののお守りとなる一冊です。