焼酎カクテルが少なかった時代に考案された華やかなカクテルとは?【THE カクテルバイブル500】

ビール&日本酒など【舞・乙女(Mai Otome)】

「春を待つ乙女」をイメージしたカクテル

1984年に当時ホテルニューオータニ博多の倉吉浩二氏が考案した、第13回HBAカクテルコンテストの優勝作品。コンテスト当時は焼酎カクテルが少なく、その発想も注目された。フランボワーズの華やかな香りもいい。

レシピ

ごま焼酎(紅乙女):20ml
クレームドフランボワーズ:15ml
ホワイトキュラソー(コアントロー):10ml
グレナデンシロップ:10ml
レモンジュース:5ml

すべての材料と氷をシェーカーに入れ、シェーク。グラスに注いで完成。

ひとことメモ

焼酎が苦手な人にも飲んでいただきたいカクテル。わず「うまい!」といってしまうこと間違いなし!


ビール&日本酒など【村雨(Murasame)】

ラスティネイルの麦焼酎版

麦焼酎をベースにした、日本発祥のカクテル。和と洋の要素をうまく取り入れつつも繊細なバランスを保っている。名前は「にわか雨」や「細かい雨」の意。ベースの酒をウイスキーに変えればラスティネイルに。

レシピ

麦焼酎:45ml
ドランブイ:15ml
レモンジュース:1tsp

氷を入れたグラスに材料をすべて入れてしっかりと混ぜれば完成。

ひとことメモ

「村雨」は江戸時代後期の作家、亭馬琴(滝沢馬琴)の作品「南総里見八犬伝」に出てくる架空の刀の名前。


ビール&日本酒など(Beer & Japanese sake)

ここでは、日本人に長く親しまれているビールや日本酒、「日本のスピリッツ」と呼ばれる焼酎などがベースのカクテルをご紹介。カクテルに使う際には、日本酒なら辛口でさっぱりとした本醸造、焼酎であればまずは甲類から始めてみるのがおすすめ。泡盛は、タイ米を原料に黒麹で仕込む沖縄の焼酎。

【出典】『THE カクテルバイブル500』著:北村 聡

【書誌情報】
『THE カクテルバイブル500』
著:北村 聡

『THE カクテルバイブル500』
【Amazonで購入する】

ジン、ウォッカ、ラム、テキーラ、ウイスキー、ワイン、ビール、リキュールーーさまざまなお酒を使って、無限の楽しみ方ができるカクテル。いまや定番となったレモンサワーやハイボールもカクテルに含まれます。
本書は数々のコンテストで優勝経験をもつバーテンダー歴47年のエグゼクティブスペシャリストの北村聡氏による500種類のカクテルを紹介した大図鑑。カクテルはもともと「自由に楽しむもの」。
人気のマティーニ、ジントニック、マルガリータ、モスコミュール、ギムレット、カシスオレンジ、ソルティドッグなど定番から新作、日本酒を用いた北村氏のオリジナルカクテルまで、自分好みのカクテルが必ず見つかる、見るだけでも楽しい、必携の一冊。
「自分でつくる宅のみ派」もいれば、「BARで雰囲気も楽しむ派」、「知識や蘊蓄を語りたい派」(インテリアとして飾りたい人)など「カクテル」の楽しみ方はいろいろ。
どのニーズにも対応するよう、スタンダードから最新の人気カクテル(コンテスト受賞作品など)までは500種類以上のカクテルを網羅し、美しい写真と詳しいレシピで紹介、そのカクテルの誕生やまつわるエピソードなど解説する。

この記事のCategory

インフォテキストが入ります