「資産価値が高い」とは何を指す? 購入前に知っておくべき価値の考え方とは【眠れなくなるほど面白い 図解 マンションの話】

「資産価値が高い」とはそもそもどういうこと?
資産価値が高い=値下がりが少ない
マンションの価値は、究極的には「使用価値」と「資産価値」の2つといえるでしょう。
「使用価値」は、自分が住むことでさまざまな恩恵を享受すること。通勤や買い物に便利で、災害に対しても安全、ゆったりとくつろぐことのできる空間であれば、「使用価値が高い」と言えます。
では「資産価値」は? よく出てくる「資産価値」という言葉ですが、これは単純に言ってしまえば「購入後の値下がりが少ないこと」です。つまり「住み心地が良く、資産性もある」のが、「良いマンション」の定義となります。
自分で購入したマイホームといえど、自分のものであるのは、生きている間だけの話。自分が死んだらマンションの所有権は誰かに移ることになり、それを欲しい人が現金と交換してくれることとなります。つまり、マンションは先祖から代々住み続けるものでもなく「一定期間住む権利を買っただけ」のものでもあるのです。それだけに「購入する物件に資産性があるか」を見極めることは、その後のライフスタイルを大きく左右する重要なこととなります。
なぜなら、例えば家族構成が変わるなどして住み替えを考える場合、売却価格でローン返済ができないと住み替えができないから。だから「資産価値」が大切なのです。
「資産価値がある」とは…
物件購入から数年後、その物件を売却しようとしたときに、売却手数料やローン残高を差し引いても手元にキャッシュが残る、ということです。

「資産価値が高い」とは…
同じく売却しようとしたときに、購入価格と同額以上で売れることを指します。

【出典】『眠れなくなるほど面白い 図解 マンションの話』著:沖 有人
【書誌情報】
『眠れなくなるほど面白い 図解 マンションの話』
著:沖 有人
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