現代の絶滅はすべて「人為絶滅」!? なぜ動物は絶滅するのか【眠れなくなるほど面白い 図解 絶滅動物の話】

人間のせい? 環境のせい? どうして動物は絶滅するのか

現代の絶滅はすべて「人為絶滅」

動物が絶滅する理由は、大きく分けて「自然絶滅」と「人為絶滅」の2つがあります。

「自然絶滅」とは、人のいない時代から起きていた、気候や環境の変化によるものです。たとえば、氷河期による寒冷化や地球温暖化、乾燥化などがありました。これらの環境変動に適応できなかった動物が、姿を消していったのです。また、進化の過程で絶滅するケースもあります。たとえば、体が大きくなりすぎて動きが鈍くなり、天敵から逃げられなくなった動物などがその例です。

一方で「人為絶滅」は、人間の活動が原因で起こる絶滅を指します。乱獲や外来種の持ち込み、森林伐採や都市開発による生息地の減少、さらには化学物質による環境汚染などが代表的です。

時代をたどると、クロマニョン人が現れる以前、つまり人類登場前の絶滅はすべて「自然絶滅」でした。しかし、約10万年前に人類が広く世界に広がり、イヌを家畜化して狩りを行うようになると、絶滅には次第に人の影が見え始めます。約1万年前に農耕が始まると、その影響はいっそう明確になりました。そして大航海時代と産業革命以降は、地球上のすべての絶滅には、多かれ少なかれ人間の関与があると考えられています。

動物が絶滅する主な要因

自然絶滅

地球の気候や生息環境の変化や、進化が裏目に出るなど、自然環境を原因とする絶滅。

【寒冷化】

地球全体が氷期に入り、食物となる植物が減少。

【温暖化】

気温の上昇で、寒冷地に棲む動物が住処を追われる。

【特殊な進化】

巨大化など、環境の変化に適応しにくい進化。


人為絶滅

乱獲や環境汚染など、人間の活動が原因で起こる絶滅。近代以降の絶滅は、人間の影響が多かれ少なかれ、すべてが人為絶滅。

【乱獲】

食用や、毛皮・装飾目的で大量に狩られた。

【開発】

森林伐採や都市化によって住処が消滅。

【外来種の持ち込み】

人が持ち込んだ生物が在来種を駆逐。

【出典】『眠れなくなるほど面白い 図解 絶滅動物の話』監修:今泉忠明

【書誌情報】
『眠れなくなるほど面白い 図解 絶滅動物の話』
監修:今泉忠明


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40億年に及ぶ地球のヒストリー。
その中で繰り返されてきた生き物たちの絶滅。
もはや私たちが出会うことのかなわない彼らのあまりに興味深いエピソードを紹介。

絶滅とは何か。
「弱いから」滅び、「強いから」生き残るわけではない。
なぜ彼らは滅び、また生き残ったのか。

我々人類こそが絶滅の原因だった生き物たちもいる。
発見から30年もたたずに食い尽くされたステラーカイギュウ。
人類が現れるまで無敵だった巨大ナマケモノ、メガテリウム。

あるいは進化の果てに潰えた者たち。
さすがに大きくなりすぎたジャイアントペンギン。
肉食をやめたら生活が合わなかったアルクトテリウム。

環境や競争に敗れた末、絶滅の運命をたどることもある。
たどり着いた最後のすみかが噴火で沈没したオオウミガラス。
クローンで復活するも「2度の絶滅」をしたピレネーアイベックス。

絶滅は過去のできごとではない。
種の断絶が危ぶまれる生き物は、我々が生きるこの世界にも存在する。
トラ、オオサンショウウオ、ヤンバルクイナ、ホッキョクグマといった
絶滅危惧種がそれだ。

絶滅といえばこれ、謎多きニホンオオカミや「最後の1頭」が2012年に死亡したピンタゾウガメも。
触れれば触れるほど知りたくなるもう永遠にいなくなってしまった、いつかはいなくなってしまうかもしれない彼らの物語。
ひょっとすると、人類もいつかは……?

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