1年で4万種が消えている! ”人為絶滅”が起こす大量絶滅のヤバさ【眠れなくなるほど面白い 図解 絶滅動物の話】

1年間に4万種!? どんどん加速する絶滅スピード

現在は「6度目」の大量絶滅期?

恐竜が生きていた時代、地球上では1年間におよそ0.001種の生き物が絶滅していたと考えられています。これは、1つの種が姿を消すまでに1000万年以上かかるほどの、ゆるやかなペースでした。

しかし、人類の活動が地球を変え始めると、そのスピードは急激に上がっていきます。1900年代に入ると、1年間に絶滅する種の数は1種に増加。さらに1975年には1000種を超え、そこからわずか数十年で、現在ではなんと4万種が毎年姿を消しているといわれています。これは、かつての自然絶滅の約1万倍にもあたる驚異的なスピードです。「現在、地球は6度目の大量絶滅期に入っている」と警鐘を鳴らす学者もいるほどです。

このような急激な増加の背景には、やはり人間の活動があります。森林伐採や都市開発による生息地の破壊、それに伴う地球温暖化や環境汚染、乱獲、さらには外来種の持ち込みなどが複雑に重なり、世界中の生態系に深刻な影響を与えているのです。

地球の歴史を振り返ると、絶滅の後には新たな命が誕生してきました。しかしながら、人為絶滅の後には進化や多様性が生まれることはなく、現在起きている大量絶滅は、これまでとは比べものにならないほど大きな問題なのです。

20世紀以降、絶滅のペースは急上昇

“6度目の絶滅期”の問題点

現在の絶滅ペースを「6度目の大量絶滅」と考える学者もいます。過去に起こった5度の大量絶滅期と異なり、人為絶滅は生態系の破壊に直結するため、深刻な懸念があります。

【出典】『眠れなくなるほど面白い 図解 絶滅動物の話』監修:今泉忠明

【書誌情報】
『眠れなくなるほど面白い 図解 絶滅動物の話』
監修:今泉忠明


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絶滅動物の話!

40億年に及ぶ地球のヒストリー。
その中で繰り返されてきた生き物たちの絶滅。
もはや私たちが出会うことのかなわない彼らのあまりに興味深いエピソードを紹介。

絶滅とは何か。
「弱いから」滅び、「強いから」生き残るわけではない。
なぜ彼らは滅び、また生き残ったのか。

我々人類こそが絶滅の原因だった生き物たちもいる。
発見から30年もたたずに食い尽くされたステラーカイギュウ。
人類が現れるまで無敵だった巨大ナマケモノ、メガテリウム。

あるいは進化の果てに潰えた者たち。
さすがに大きくなりすぎたジャイアントペンギン。
肉食をやめたら生活が合わなかったアルクトテリウム。

環境や競争に敗れた末、絶滅の運命をたどることもある。
たどり着いた最後のすみかが噴火で沈没したオオウミガラス。
クローンで復活するも「2度の絶滅」をしたピレネーアイベックス。

絶滅は過去のできごとではない。
種の断絶が危ぶまれる生き物は、我々が生きるこの世界にも存在する。
トラ、オオサンショウウオ、ヤンバルクイナ、ホッキョクグマといった
絶滅危惧種がそれだ。

絶滅といえばこれ、謎多きニホンオオカミや「最後の1頭」が2012年に死亡したピンタゾウガメも。
触れれば触れるほど知りたくなるもう永遠にいなくなってしまった、いつかはいなくなってしまうかもしれない彼らの物語。
ひょっとすると、人類もいつかは……?

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