ダイヤモンド・オフェンスを理解するためのグラウンドのゾーンとレーン
最初に、ダイヤモンド・オフェンスを説明するときに使うグラウンドの図について説明する。グラウンドを横に3ゾーンに分割する。自陣から3分の1がゾーン1(Z1)、真ん中がゾーン2(Z2)、ファイナルゾーンがゾーン3(Z3)である。
次にグラウンドを縦に5レーンに分ける。中央がセンターレーン、その両隣がハーフスペース、両サイドがサイドレーンである。
なぜ、3ゾーンと5レーンに分割するかと言うと、3ゾーンは、それぞれのゾーンで実行する集団プレーの目的と選手のポジショニングが異なるからだ。5レーンは主にトレーニングにおいて、選手間の適切な距離やライン間バランスを取るため、ダイヤモンドを形成するのに役立つからである。
例えば、「隣り合うレーンに位置する選手は常に斜めの位置関係を取る」と言うライン間バランスを取るためのキーファクターをトレーニングするときに効果がある。
『ダイヤモンドオフェンス サッカーの新常識 ポジショナルプレー実践法』
著者:坂本圭
日本ではまだ珍しいサッカー攻撃の概念・ポジショナルプレーを取り入れた戦術書!!スペインのプロチームでコーチライセンスを獲得した著者が、サッカーを勉強したい学生や指導者、日本式ではなく世界のトップシーンで導入されている新しいサッカーの攻撃方法を実践したいと思っている方々のために、ポジショナルプレーを実践するための方法としてダイヤモンドオフェンスを伝授します。
公開日:2021.11.01