ビルド&ブレンド!家庭でも楽しめるカクテル基本技法とは!?【THE カクテルバイブル500】

【基本のテクニック】ビルド・ブレンド

カクテルをつくる方法は、ステア、ビルド、シェーク、ブレンドの4種類。
まずはここで道具の使い方や手順をマスターして、家庭にある材料で気軽につくってみよう。

BUILD[ビルド]

グラスに材料を直接入れてつくる技法。材料をあらかじめよく冷やしておくことが大切。炭酸飲料は気が抜けやすいため、使う場合は混ぜすぎない、などの注意が必要。

【用意するもの】
バースプーン、メジャーカップ

手順

(1)グラスの8分目、または上まで氷を入れる。

(2)その上から、お酒を入れる。

(3)グラスの9分目まで、ソーダやジュースなどの副材料を注ぐ。

(4)バースプーンで静かに2~3回、上下に軽く混ぜる。炭酸飲料を使うときは1~2回混ぜればOK。炭酸が抜けてしまうため、混ぜすぎには注意。

プースカフェの楽しみ方

ビルドの技法のひとつ、プースカフェ。お酒の比重の違いを利用し、それぞれの材料が混ざらないように層をつくり仕上げる。「エンジェルキス」「レインボー」などが代表的。飲む際は混ぜないで、ストローで好きな層を選んで飲むのがベター。レインボーは基本的には見て楽しむカクテルで、耐熱グラスであれば少しの間、火をつけてもロマンチック。

※耐熱でないグラスで火をつける場合は、ついたことを確認後、すぐに消してください。

BLEND[ブレンド]

ブレンダー(ミキサー)で、シャーベット状のカクテルをつくる技法。フローズンスタイルのカクテルや、フルーツをジュースにするときなどに使う。氷に対応しているものであれば家庭用のジュース用ミキサーで代用してもOK。

【用意するもの】
バースプーン、ミキサー、メジャーカップ

手順

(1)先に材料を入れ、すべて浸かるぐらいまで氷を入れる。

(2)その上からお酒を入れ、15~20秒を目安にブレンダーにかけ、シャーベット状にする。

(3)バースプーンを使い、大きめのグラスに静かに注ぐ。

※フレッシュフルーツを使うときは、氷を加える前にブレンダーにかけて果肉をつぶしておく。

スノースタイルのつくり方

(1)レモンやライムでグラスの縁をぬらす。

(2)グラスを逆さにして、平らな皿に広げておいた塩をつける。

(3)一周まんべんなくついていれば完成。

塩の選び方

家庭にある食塩でもよいが、「マルガリータ」にはミネラル分を多く含み、結晶が大きくマイルドなアメリカの塩、「ブラッディメアリー」にはスパイスの入った塩を使うなど、そのカクテルが誕生した国の塩や、カクテルの味に合いそうな塩を使い分けるのもおすすめ。

【出典】『THE カクテルバイブル500』著:北村 聡

【書誌情報】
『THE カクテルバイブル500』
著:北村 聡

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