スコッチウイスキーが際立つカクテル「ペニシリン」と「ベネディクト」の特徴とは【THE カクテルバイブル500】

ウイスキー【ペニシリン(Penicillin)】

2種類のスコッチウイスキーを使用

2005年にニューヨークのバーテンダーが考案。同名の抗生物質「ペニシリン」にちなむ。2種類のスコッチウイスキーとレモンやショウガの風味が組み合わさり、爽快で飲みやすい一杯に。定番人気になりつつある。

レシピ

スコッチウイスキー(ブレンデッド):45ml
スコッチウイスキー(アイラモルト):10ml
レモンジュース:15ml
ハチミツ:2~3tsp.
ジンジャーシロップ:1tsp.

スコッチウイスキー(アイラモルト)以外の材料と氷をシェーカーに入れ、シェーク。氷を入れたグラスに、アイラモルトを上から静かに入れてフロートさせる。レモンピールをグラスに入れて完成。

ひとことメモ

ハチミツに漬けたショウガがあると、より便利。


ウイスキー【ベネディクト(Benedict)】

ハーブを使ったベネディクティンをたっぷりと

スコッチウイスキーに、多くの香草や薬草を漬け込んでつくるベネディクティンをたっぷり加えて仕上げるカクテル。ジンジャーエールの甘みと炭酸で爽快な口当たりになり、香り高く飲みやすい味わいになっている。

レシピ

スコッチウイスキー:30ml
ベネディクティン:30ml
ジンジャーエール:30ml

氷を入れたグラスにジンジャーエール以外の材料を入れ、混ぜる。冷やしたジンジャーエールを注ぎ、軽く混ぜて完成。

ひとことメモ

ジンジャーエールは辛口がおすすめ。少なめ(30ml)にするのがポイント。


ウイスキー(Whisky)とは

ウイスキーは、大麦や小麦、ライ麦などの穀類を主原料とする蒸留酒(スピリッツ)で、褐色の色合いが特徴。つくられる土地の風土によって原料の種類や蒸留方法が異なるため風味も多彩。スコッチ、アイリッシュ、アメリカン(バーボン)、カナディアン、ジャパニーズが世界5大ウイスキーと呼ばれている。

【出典】『THE カクテルバイブル500』著:北村 聡

【書誌情報】
『THE カクテルバイブル500』
著:北村 聡

『THE カクテルバイブル500』
【Amazonで購入する】

ジン、ウォッカ、ラム、テキーラ、ウイスキー、ワイン、ビール、リキュールーーさまざまなお酒を使って、無限の楽しみ方ができるカクテル。いまや定番となったレモンサワーやハイボールもカクテルに含まれます。
本書は数々のコンテストで優勝経験をもつバーテンダー歴47年のエグゼクティブスペシャリストの北村聡氏による500種類のカクテルを紹介した大図鑑。カクテルはもともと「自由に楽しむもの」。
人気のマティーニ、ジントニック、マルガリータ、モスコミュール、ギムレット、カシスオレンジ、ソルティドッグなど定番から新作、日本酒を用いた北村氏のオリジナルカクテルまで、自分好みのカクテルが必ず見つかる、見るだけでも楽しい、必携の一冊。
「自分でつくる宅のみ派」もいれば、「BARで雰囲気も楽しむ派」、「知識や蘊蓄を語りたい派」(インテリアとして飾りたい人)など「カクテル」の楽しみ方はいろいろ。
どのニーズにも対応するよう、スタンダードから最新の人気カクテル(コンテスト受賞作品など)までは500種類以上のカクテルを網羅し、美しい写真と詳しいレシピで紹介、そのカクテルの誕生やまつわるエピソードなど解説する。

この記事のCategory

インフォテキストが入ります