赤ちゃんの歯ぎしりは正常? 受診が必要なサインとは【歯並びをよくする離乳食・幼児食】

こんな歯ぎしりはちょっと心配

子どもの歯ぎしりのほとんどは成長過程に見られる生理現象のひとつ。基本的には様子を見るかたちでOKですが、まれに心配なケースもあります。ここにあげたような症状が見られる場合は、歯科医に相談してみましょう。

歯が削れる、割れる、ぐらぐらする

歯ぎしりが原因で歯の削れ・割れ・ぐらつきが見られる場合や、歯が歯茎に当たって頻繁に出血する場合は相談を。乳歯が多少すり減る、出血はあるがすぐにとまる、という場合は心配いりません。

あごに痛みなどがある

「口を開けたときにカクカク、パキパキと音がする」「口が開けづらい」「あごが痛い」という場合は顎関節症の疑いがあります。

歯がひどくすり減っている

歯がすり減って色が変わっていたり、しみるような症状が出ていたら、一度受診をしましょう。歯のエナメル質がすり減り、象牙質が出てきてしまうと虫歯のリスクが高まります。

【出典】『歯並びをよくする離乳食・幼児食』著:杉原麻美/藤原朋未

ページ: 1 2

【書誌情報】
『歯並びをよくする離乳食・幼児食』
著:杉原麻美/藤原朋未

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