手に入れられなくなる宝石!? 当たる光で色が変わる「アレキサンドライト」とは?【宝石・ジュエリー図鑑】

当たる光で色が変わる アレキサンドライト

日本語名:-(金緑石)
主な産地:ブラジル、ロシア、スリランカなど
モース硬度:8.5
誕生石:6月
石言葉:高貴、情熱
昼はエメラルド色、夜はルビー色
光源の種類を変えると、石の色が変わる……そんなロマンティックな宝石があります。その代表格が、アレキサンドライトです。アレキサンドライトは、ダイヤモンドと同じく「宝石の王さま」といわれています。
太陽光に当てると青みがかった緑色に、白熱灯(オレンジ色の照明)に当てると紫に近い赤色に輝き、「昼はエメラルド、夜はルビー」といわれています。
数年以内になくなってしまう?!
アレキサンドライトは1830年代にロシアのウラル山脈で発見され、当時ロシア皇太子だったアレクサンドル2世にちなんで名づけられました。
その皇太子の12歳の誕生日に発見されたからだといわれています。
しかし、ロシア産のアレキサンドライトはもうとりつくされてしまっています。ほかの地域でも産出量は減り続ける一方で、数年以内にはなくなってしまうといわれています。
当たる光で色が変わる

色の変化がはっきりわかる石のほうが高く評価され、価格も上がる傾向にあります。
【出典】『宝石・ジュエリー図鑑』監修:BIZOUX(ビズー)/科学監修:小田島庸浩
【書誌情報】
『宝石・ジュエリー図鑑』
監修:BIZOUX(ビズー)/科学監修:小田島庸浩
キラキラまばゆい輝きと、無限のカラーバリエーション。地球がつくりだすキセキの一粒。もしかしたら大人も知らない、宝石のひみつがわかる本です。
美しい宝石写真、かわいいイラスト、「ねえ、これ知ってる?」とすぐに話したくなるおはなし。
宝石誕生のひみつ、輝きや色のひみつ、宝石にまつわる歴史、文化、伝説をわかりやすく楽しく解説します。
昼はエメラルド(緑)、夜はルビー(赤)に変わる「アレキサンドライト」
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12か月の誕生石はもちろん、お気に入りがきっと見つかる色別の宝石図鑑。
人と宝石のお付き合いや、原石から宝飾品になるまでの流れがわかる、ジュエリー図鑑。
さらに地球の活動と宝石の関係や、宝石・ジュエリーにかかわるお仕事まで紹介します。
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