NAFLDからMASLDへ、お酒を飲まなくてもなってしまう「新脂肪肝」とは!?【新脂肪肝 代謝復活ダイエット】

NAFLD(お酒を飲まない脂肪肝)からMASLD (代謝機能障害が起きている脂肪肝)へ

代謝ができない「肝臓メタボ」が注目されるように

今までアルコールを飲まない人がなる脂肪肝は
NAFLD(ナッフルディー)」(非アルコール性脂肪性肝疾患(Nonalcoholic Fatty Liver Disease))
とよばれてきましたが、「アルコール以外のことが原因」であると、大まかに定義されていて明確な診断基準がありませんでした。

名称を変更し新脂肪肝が誕生

アルコールが原因でない脂肪肝、つまりお酒を飲まない人がなる脂肪肝は、今まで「非アルコール性脂肪性肝疾患ナッフルデー(NAFLD)」と呼ばれてきました。

ところが、2023年に名称が変わり、「代謝機能障害関連脂肪性肝疾患(MASLD)」という名前に。これまで「アルコール以外のことが原因」であると大まかに定義されていたのに対し、この病名からもわかる通り、代謝機能障害=代謝の異常が脂肪肝の背景にあることがはっきりと示されています。

代謝がうまく機能しないと、肥満をはじめ、高血圧や高血糖、脂質異常症(中性脂肪や悪玉コレステロールの値が高いこと)といった、私たちにとって身近な生活習慣病を引き起こします。これらの生活習慣病に罹っている、しくは予備軍であることが、MASLD=新脂肪肝の新たな診断基準です。裏を返せば、生活習慣病の根っこにあるのが新脂肪肝ということになります。

実はこのことは、私が35年以上も前から提唱してきたことです。非アルコール性脂肪性肝疾患と呼ばれていた時代から、糖質のとりすぎなどによる代謝異常が原因であることをいち早く突きとめ、警鐘を鳴らしてきました。それが正しかったことが今ようやく、名称変更という形で証明されたのです。

現在はアルコールを飲まない人がなる脂肪肝は

MASLD(代謝異常関連脂肪性肝疾患)
Metabolic dysfunction Associated Steatotic Liver Disease(メタボリック=代謝)
に変更されました。

代謝の異常が脂肪肝を引き起こしているということが明確になった!!

少なくとも1つ当てはまるとMASLD!

□ お腹まわりの脂肪が多い(特に内臓脂肪)
□ インスリンが効きにくく、血糖値が下がりにくい
□ 血糖値が高い(空腹時血糖が110~125mg/dL以上)
□ 中性脂肪値が高く、HDLコレステロール値が低い
□ 血圧が高い(130/85mmHg以上)

【出典】『新脂肪肝 代謝復活ダイエット』著:栗原毅・栗原丈徳

【書誌情報】
『新脂肪肝 代謝復活ダイエット』
著:栗原毅・栗原丈徳


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『何をしても痩せない』には理由があった!?
お酒を飲まない人や、女性にも急増中の代謝力を激落ちさせる”新脂肪肝(MASLD)”を改善すれば、何もしなくても勝手に痩せていく体になる!

お酒を飲む男性に多いイメージがある、肝臓に脂肪が付いてしまう“脂肪肝”。
たしかにアルコールは脂肪肝の一因ではありますが、近年、お酒を飲まなくてもなる『代謝機能障害関連脂肪性肝疾患(MASLD)』という新たな脂肪肝に注目が集まっています。

これは、食事内容や栄養のかたよりなどによって肝臓の代謝機能が落ちている状態で、若い女性などにも増えているダイエットに天敵の脂肪肝です。
人間が痩せるためには”代謝の良い体”が重要ですが、その代謝を行なっているのが肝臓であり、その肝臓がフォアグラのように脂肪が付いてしまっていることで、代謝力が激落ちしてしまっています。

つまり、どんなに頑張っても痩せない!という人は、そのMASLDになっている可能性大。
それを改善してあげるだけで、勝手に痩せていく体が手に入るのです。

本書では『代謝機能障害関連脂肪性肝疾患(MASLD)』を”新脂肪肝”と定義し、誰でも簡単に新脂肪肝を改善し、何もしなくても痩せていく体が手に入る方法を紹介します。

その方法は、
1新脂肪肝撃退丼を食べる
2痩せるプロテインを飲む
3脂肪肝が改善するすごい歯磨きをする
などなど、誰でもできる簡単なものばかり。

新脂肪肝を改善して代謝力を復活させ、勝手に痩せていく体をぜひ手に入れてください!

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