見た目が痩せていても要注意? 危険な脂肪「異所性脂肪」はなぜ恐ろしいのか【新脂肪肝 代謝復活ダイエット】

脂肪は3段階でたまっていく
皮下脂肪から内臓脂肪、さらに危険な異所性脂肪に
摂取した糖質や脂質はエネルギーとなって消費され、余ると一時的に肝臓や筋肉に貯蔵されます。貯蔵しきれない分は中性脂肪に変換され、体のあらゆる部分に蓄積していきます。この蓄積されるプロセスには3段階あるのが特徴。それと同時に、脂肪(体脂肪)の種類も3種類に分かれます。
まず、血液中にあふれ出た中性脂肪は「皮下脂肪」として蓄積します。皮下脂肪は皮膚のすぐ下につく、指でつまめる脂肪です。全身につきますが、特に女性は腰から太ももにかけての下半身につきやすいため、見た目から「洋なし型肥満」と呼ばれます。
皮下脂肪として蓄えきれなかった中性脂肪は、次に内臓の周囲にたまる「内臓脂肪」になります。見た目はお腹ぽっこりの「りんご型肥満」。たまりすぎると生活習慣病を引き起こす可能性があるので要注意の脂肪です。
さらに余ると「異所性脂肪」という最も危険な脂肪に。異所性脂肪は筋肉や肝臓、すい臓などの臓器に直接ついて体の機能を低下させます。外見に変化が現れず、自覚症状がないまま蓄積していくのも厄介なところです。
脂肪は外側から内側にたまる

①皮膚と筋肉の間につく皮下脂肪
②臓器のまわりにつく内臓脂肪
③臓器や筋肉につく異所性脂肪
脂肪が体にたまる順番

【出典】『新脂肪肝 代謝復活ダイエット』著:栗原毅・栗原丈徳
【書誌情報】
『新脂肪肝 代謝復活ダイエット』
著:栗原毅・栗原丈徳
『何をしても痩せない』には理由があった!?
お酒を飲まない人や、女性にも急増中の代謝力を激落ちさせる”新脂肪肝(MASLD)”を改善すれば、何もしなくても勝手に痩せていく体になる!
お酒を飲む男性に多いイメージがある、肝臓に脂肪が付いてしまう“脂肪肝”。
たしかにアルコールは脂肪肝の一因ではありますが、近年、お酒を飲まなくてもなる『代謝機能障害関連脂肪性肝疾患(MASLD)』という新たな脂肪肝に注目が集まっています。
これは、食事内容や栄養のかたよりなどによって肝臓の代謝機能が落ちている状態で、若い女性などにも増えているダイエットに天敵の脂肪肝です。
人間が痩せるためには”代謝の良い体”が重要ですが、その代謝を行なっているのが肝臓であり、その肝臓がフォアグラのように脂肪が付いてしまっていることで、代謝力が激落ちしてしまっています。
つまり、どんなに頑張っても痩せない!という人は、そのMASLDになっている可能性大。
それを改善してあげるだけで、勝手に痩せていく体が手に入るのです。
本書では『代謝機能障害関連脂肪性肝疾患(MASLD)』を”新脂肪肝”と定義し、誰でも簡単に新脂肪肝を改善し、何もしなくても痩せていく体が手に入る方法を紹介します。
その方法は、
1新脂肪肝撃退丼を食べる
2痩せるプロテインを飲む
3脂肪肝が改善するすごい歯磨きをする
などなど、誰でもできる簡単なものばかり。
新脂肪肝を改善して代謝力を復活させ、勝手に痩せていく体をぜひ手に入れてください!
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