温度と混ぜ方で卵かけご飯を格上げ! 鳥羽流すぐに実践できる料理術とは【眠れなくなるほど面白い 図解 料理の話/鳥羽周作】

〈鳥羽流〉自宅でできる最強においしくなる料理の技術「卵かけご飯は温度と混ぜ方でごちそうに変わる」
卵の扱い方ひとつで印象が変わる
卵かけご飯は誰もが知る料理ですが、少し手を加えるだけでまったく違った印象になります。 卵の扱い方を意識すると、食感と味の一体感がぐっと際立つでしょう。
まず、卵が冷たいとご飯となじみにくく、白身の切れが悪くなって黄身とうまく混ざり合いません。 そこで卵は常温に戻しておくのが理想です。ご飯は炊きたてではなく、 少し冷ましておくと白身が固まらず、なめらかさを保てます。
卵を常温に戻したら、白身を切るように混ぜてなめらかにします。 そこに白だしと醤油を少々加えると、黄身と合わさったときに味が決まり、口当たりも均一になります。
この卵液をご飯にかけると、自然なうま味が全体に広がり、白身のぬめりも気になりません。 ごま油やポン酢を少し加えれば輪郭が引き締まり、海苔やネギを散らすことで香りの層が生まれます。
中でもおすすめなのが、ふりかけを組み合わせる方法です。たとえば定番の「のりたま」は甘味・塩味・香りのバランスが絶妙で、卵、魚、海苔がそれぞれ役割を担い、 ご飯を一気にごちそう”へと変えてくれます。
卵かけご飯は簡単な料理だからこそ、温度、混ぜ方、調味の小さな工夫が、仕上がりの深みに直結するのです。
温度と混ぜ方で変わる卵かけご飯
ご飯も熱々なら冷ます
→熱々だと卵に火が入るので少し冷ます

卵を常温に戻す
→ 下準備が整う


① 卵を割り白身を切るように混ぜる
② 白だし醤油を少々入れる
③ ご飯とよく混ぜる
卵は常温に戻してから混ぜるのがコツ。 そこに白だしと醤油を少々合わせた卵液をご飯にかければ、コクが際立ち、同じ卵かけご飯でも格段に豊かな仕上がりになる。
調味とふりかけで仕上げる一椀
ごま油やポン酢を少しかけると香りや輪郭が際立つ

海苔やネギを添えると香りが豊かに重なる

ふりかけをかけると一気にごちそう感が出る


【出典】『眠れなくなるほど面白い 図解 料理の話』著:鳥羽周作
【書誌情報】
『眠れなくなるほど面白い 図解 料理の話』
著:鳥羽周作
シリーズ累計300万部突破!『眠れなくなるほど面白い図解シリーズ』に料理ジャンルが初登場!
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