魚だけじゃない!海に暮らす様々な生き物たち【眠れなくなるほど面白い 図解 魚の話】

多種多様な命が暮らす豊かな海

広大な海の中には、魚だけでなくさまざまな生き物が暮らしています。カニやエビなどの甲殻類、岩場に張りつく貝類や軟体動物、さらにイルカやラッコといった海獣と呼ばれる哺乳類もその一員です。それぞれが多様な形で、海での暮らしのための独自の進化を遂げてきました。

甲殻類をはじめとする海の生き物たちは、浅瀬から外洋、さらには深海にまで、環境に適応し広く分布しています。彼らは適応力が高く、魚の姿がまだ確認されていないような極限の深海でも、ナマコやエビなどが発見されているほどです。

貝類は硬い殻で身を守り、タコやイカはスミを吐いて敵の目をくらませるなど、それぞれの方法で、捕食者の多い海の世界に生きています。

海には人類と同じ哺乳類の仲間も暮らしています。イルカやクジラの仲間は、完全に水中生活に適応した体を持つ一方で、ラッコやアシカのように、陸と海を行き来しながら生活する種類もいます。それぞれが異なる方法で環境に適応しながら、命をつないでいるのです。

このように、海には多種多様な生き物が存在しており、彼らは互いに影響を与え合いながら生態系を築いています。それぞれの営みが絡み合い、日々命のドラマが繰り広げられているのです。

海に暮らす多様な生き物たち

甲殻類

カニやシャコ、エビなど。硬い殻を持ち、脱皮によって成長する。

棘皮(きょくひ)動物

ナマコやヒトデ、ウニなど。淡水には生息していない。

頭足類

タコやイカの仲間の軟体動物。貝類と近い体を持ち、貝の仲間に含まれることも。

貝類

硬い殻を持つ軟体動物。カタツムリやナメクジも貝の親戚。

哺乳類

クジラやラッコなど。一生を海で過ごす種と、海と陸を行き来する種がいる。

ほかにも刺胞動物(クラゲ・サンゴなど)や、爬虫類(ウミガメ・ウミヘビ)、ホヤの仲間など、多種多様な生物が海で暮らしている。

【出典】『眠れなくなるほど面白い 図解 魚の話』監修:さかなのおにいさん かわちゃん

【書誌情報】
『眠れなくなるほど面白い 図解 魚の話』
監修:さかなのおにいさん かわちゃん

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食べること、飼うこと、水族館などでの鑑賞など、日本人にとって身近な生物の“魚類”。

魚類は生き物にしては珍しく、大きさや形、色、生息地域もさまざまなので、個体ごとの身体的特徴も大きく変化します。
また、食用としての魚と観賞用としての魚、漁業などのビジネスとしての魚では注目するポイントが異なるため、色んな角度から見ることができる面白い生物です。

「最古の魚は5億年前! 魚類の誕生と進化」「魚は何を食べる?」
「カニみそは脳みそではなく、肝臓や膵臓にあたる部位」
「シーラカンスが絶滅しなかったのは、味が激マズだったから!?」
「クジラ界にも「ヒット曲」があり、世界中の海で流行る」などなど
そんな魚のあらゆる疑問や意外な生態、誰かに教えたくなる雑学が詰まった子どもから大人まで幅広く楽しめる一冊です。

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